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転生したら猫パンチだった件  作者: ぷれみあむ猫パンチ
第三章  ネコーズVS完全人間(パ―フェクトヒューマン)! (キュン訳聖書)
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第四話 モコソンVSエバ(イヴ)

 ネコーズとモコソンは、闇落ちしたエバからカインの妻であるクローネを救出する為、彼らのアジトである洞窟へと向かった。

洞窟の中は湿っており、冷たい滴がネコーズを襲う。


「いやん、冷たいニャン。

この洞窟の中じゃあ、僕の本気が発揮できないし、アダムとの戦闘によるダメージも残っている。性悪女のエバは、モコソンに任せるしかない」


「任せてくれ! あのオッパイは、僕が受け止めてみせる!」


アダムが闇の力を得ていた以上、エバもどうなっているのか想像すらできない。

おそらく危険な力を持っている事は確かだ。

ネコーズは不安になりながらも、モコソンを信頼して任せることにした。


普通の女性が相手の場合、モコソンの圧勝なのだが、完全な人間だと技術やスタイルなどが格段に違う。


逆に、モコソンが奴隷になってしまう場合さえあり得るのだ。

もちろん、それは最悪の場合だが……。


「さて、アダムとカインが戻って来るまで暇ね。

じゃあ、クローネを甚振って遊ぼうかしら♡ 

ふふふ、綺麗な肌ね。


わらわは年々衰えて行くというのに……。

その肌に血を滲み出させたい気分だわ! 

どうせ、カインも始末する予定だしね♡」


「いやああああ!」


エバがクローネに鞭を振り下ろそうとする瞬間、黒い影がエバの腕に当たった。

そう、ネコーズがモコソンを投げ、モコソンがそのぶちを奪い取ったのだ!


「くっ、何奴?」


エバは恐ろしい形相で、ネコーズを睨みつけた。

エバの鞭を奪い取ったモコソンだったが、エバには予備の鞭がたくさん備えてあり、攻撃力を削ぐ事は出来なかった。


「ちくしょう! 折角武器を奪ったと思ったのに……」


悔しがるモコソンに、エバは微笑を浮かべ語りかける。

その表情は、恐いながらも美しさも伴っていた。


「くっくっく、どうやらアダムは負けた様ね。

なかなかやるじゃない。

でも、このわらわを倒す事はおろか、触れることさえ叶わないわよ!」


エバもアダム同様、闇の力により変容する。

セクシーな衣装に身を包み、身体のスタイルが露わになった。

人間とは思えないほどのナイスボディの化け物『リリス』へと変化したのである。


「こいつは『リリス』。夜の女王と呼ばれる精気を吸い取る妖艶な魔物だ!」


「な、精気を? このままでは、モコソンが喰われてしまうニャン!」


天使の解説を聞き、不安になるネコーズだったが、モコソンは自信たっぷりにこう言う。


「ふん、夜の女王か……。相手にとって不足は無い! 

僕の無敵のボディで、完封してやるぜ!」


モコソンは、ほぼ無防備に突っ込んで行った。


「甘い! そう簡単にわらわの元に辿り着けると思っているのかい?」


エバの高速の鞭さばきにより、モコソンは天井高く吹っ飛んだ。


「ぎゃあああ! せめて、ワンパイでも触れれば、無敵モードに成れるのに……」


モコソンは無様に地面に激突する。

モコソンが、どんな攻撃を受けても無傷でいられる無敵モードに成れるのは、女性のオッパイに触れることが条件なのだ。


しかし、触れることさえできないエバの鞭さばきの前には、モコソンの能力が発動できなかった。


「くっそ! せめて、クローネちゃんのオッパイでも良いから一揉みできれば勝てるんだが……」


しかし、クローネちゃんは、エバの近くで倒れていた。

迂闊にモコソンが近付けば、クローネちゃんも鞭攻撃を受け、あられもない姿になってしまう。


「ふーん、どうやらこの子は邪魔の様だね。わらわの後ろで眠っていなさい」


「うっ……」


エバは、モコソンの話を聞き、クローネを鞭の一撃で眠らせて、自分の裏へ寝かせた。

これでは、エバを倒さない限り、クローネちゃんに触る事は出来ない。

モコソンは、起死回生の切り札を使う。


「仕方ない、こうなったら人間モードになって、エバのオッパイを揉むしかない!」


モコソンがそう決意すると、ちょっとワイルドな少年が姿を顕わした。

そう、モコソンもまた、一日合計一時間の間だけ人間モードになれるのだ。


この姿なら、多少鞭攻撃を受けても耐える事が出来る。

エバのオッパイに触れさえすれば、傷付いた身体も全快するのだ。


「ふふふ、わらわの胸に触れたければ、触れても良いのよ?」


「本当ですか?」


モコソンは、ゆっくりとエバに近付いて行く。


「モコソン、止めるんだ! 

人間モード十五歳で女性の胸を触ったら、煩い奥さん達のクレームが来て、社会的に抹殺されるぞ!」


「そうだニャン。

女性のオッパイを触って良いのは、この四つの場合だけに限られている。


一、子供や動物の姿の場合コナンなど

二、女性同士の場合(トラブルやその他多数)

三、事故や思わぬ事態の場合(トラブルの主人公やイケメン)

四、医療行為として仕方なくの場合(マッサージ師や乳癌の検診など)


モコソンは、医師免許も無いなんちゃって医者。

人間モードの場合、残念ながらどれにも当てはまらないニャン!」


天使とネコーズの説得により、モコソンは誘惑に抵抗し出した。


「そんな……。いったいどうすればいいんだ。

このエバの鞭さばきは、超強力だ! 

羊モードで近付くなど出来ない。


人間モードで初めてタッチができるレベルなんだ。

このままでは、勝てない!」


モコソンは悩み始めていた。

選べる選択肢は二つ。


エバが力尽きるのを待つか、モコソンが社会的抹殺も顧みず、人間モードでエバに突撃していくかの二択しかないのだ。


「ふふふ、どうするのかしら? ほら、わらわのオッパイは揺れているわよ♡」


「くう、何と言う恐るべき攻撃だ! 

巨乳好きではない僕でも、思わずタッチしたくなるニャン!」


ネコーズがエバの誘惑の威力を感じていると、モコソンが決心を決めた顔をする。


「ネコーズ、僕はエバを倒す!」


「モコソン、まさか突撃して行くつもりか?

死ぬニャン、社会的に……」


モコソンは、人間モードから羊モードになった。

何か作戦があるのだろうか? 

そのまま飛び込んで行けば、ただの肉の塊となる危険性すらある。


「ネコーズ、モコソンミサイルだ! エバ目掛けて、僕を飛ばせ!」


「な、そんな事をすれば、着地した時には、モコソンが死んでいるニャン。

モコソンの無敵モードがあって初めて、モコソンミサイルは強力な武器となる。

オッパイを触っていないモコソンでは、自殺行為ニャン!」


「僕は死なないよ。女の子の胸に顔をうずめるまでは……」


モコソンのその目を見、ネコーズは悟った。モコソンには奇策がある事を。


「分かったニャン。モコソンを信じるニャン」


ネコーズはモコソンを振り回し、遠心力を利用してエバに向かって飛ばした。


「喰らえ、モコソンミサイル!」


「グハハハ、バカめ。格好の餌食だ!」


飛んで行くモコソンに、エバの容赦ない鞭攻撃が迫る。


「ふっ、かかったな、エバ! 空中では身動きが出来ない。

つまり人間モードで貴様のオッパイを触ったとしても事故という事になる!

僕は、ネコーズに投げられて不可抗力状態だからね」


モコソンは、人間モードに変化し、エバの鞭を掴んだ。

そして、そのスピードのまま、エバの胸へと突撃して行く。


「その手があったニャン! 

空中で人間モードになるなら、完全なる事故。

煩い奥さん達も黙認するほかないニャン!」


「事前に計画しているからアウトっぽい気がするけど……。

まあ、このエバは性悪女だから、多少のセクハラは許されるレベルだろう。

ワンタッチくらいは大丈夫なはずだ!」


モコソンがエバを倒すには、この方法しかない。

ネコーズも天使も見なかった事にする。

まあ、エバの味方はいないから、訴えられる可能性も無いだろう。


モコソンは、エバに体当たりし、エバを押し倒した。

ネコーズが二人を確認すると、モコソンは確かにエバの胸を触っている。


しかし、人間の姿ではなかったのでセーフ。

モコソンは羊姿のまま、エバのオッパイを激しく攻撃する。


「ふっ、さすがに社会的抹殺はまずいからな。

タックルする寸前に、羊モードになったのさ」


「さすがは、モコソンニャン。これなら訴えられる事は無い。エロは健在だな!」


エバは、モコソンの攻撃を受け、気絶していた。

エバもアダムと同様、甲羅縛りにして身動きが出来にくいようにした。


この縛り方なら、仮に解くのを忘れたとしても、自力で脱出する事が出来るだろう。

ネコーズとモコソンは、強敵アダムとエバを倒したのだ。


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