表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カルテット・マジコ(アーカイブ版)  作者: piku2dgod
issue#03 I I Dreamed A Dream

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/28

Issue#03 I I Dreamed A Dream CHAPTER 5 21

地球が元の姿を取り戻した安堵も束の間、おせちは、アキノの部屋に無数に存在するモニターの1つに、ある不吉な文字列が浮かび上がるのを目にした。それは、アキノが最も信頼を置くオカルトフォーラムの、新着スレッドのタイトルだった。


【緊急・最終預言】太陽の意識体が、“自己消滅”のシーケンスに突入した】


おせちの血の気が引いた。スレッドを開くと、そこには「観測データが確定した。我々の太陽は、人類の汚れた意識に絶望し、自ら光を閉ざすことを決定した。残された時間は少ない」という、終末論的な書き込みが、他のユーザーからの熱狂的な賛同コメントと共に表示されている。


(まずい。これをアキノさんが見て、信じてしまったら、本当に太陽が消える――!)


おせちは、隣にいるアシュリーの腕を強くつねり、目線だけでモニターを指し示した。

事態を即座に理解したアシュリーの顔も、青ざめていく。アキノは、まだその書き込みには気づいていない。別のモニターに表示された、月面ナチス基地の存在を証明するという論文に夢中になっている。


(どうする。どうやって、彼女の気を逸らす?――)


おせちが絶望的な思考を巡らせた、その刹那。彼女の切羽詰まった視線を受けたはちるが、まるで天啓でも得たかのように、唐突に行動を起こした。


「にゃ、にゃ、にゃ……にゃーん!」


はちるは、突然四つん這いになると、本物の猫のように喉を鳴らし、背中を丸め、

アキノの足元にすり寄って見せた。そして、そこには存在しないはずの、

見えない蝶でも追いかけるかのように、部屋の中を軽やかに跳ね回り始める。


「こ、これは……!」


その奇行に、さすがのアキノも月面ナチスから注意を逸らされた。彼女は、目を輝かせ、食い入るようにはちるの動きを観察し始める。


「ただの猫の真似じゃない……。動きに、寸分の無駄もない。これは、古代エジプトで崇められた猫神『バステト』の意識体が、彼女を依り代にして降臨しているんだわ……!なんてこと、神聖なチャネリングの瞬間に立ち会えるなんて!」


高評価やブックマーク、本作のご紹介、Xのフォローなどで応援いただけますと幸いです。制作の大きな力になります。


https://x.com/piku2dgod


本家:ページ中にキャラのコンセプトアートなどあり

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24843658

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25490740

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=26572256

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ