愛しさ
ルイン王族(スズカの家族)たちはいい人みたいで良かったよ。でも一人いっこうに喋らない子がいるんだけれど・・・
「ジー」とボクを見ているその子はルイン第一王子レオンだ・・・はぁしょうがないな、
「レオン君、ボクに何か言いたいことがあるの?」
そう聞くとレオン王子は、もじもじしながら、
「あっあの!にっ兄様とお呼びしてもよろしいでしょうか?」
ん?嫌われてないみたいだね・・・
「うん。構わないよ。」
「ありがとうございます。キョウ兄様♪」
それからレオンには、魔法についてとか双剣術についてとか聞かれボクも楽しかった。
・・・・・・・・・・・・・・・
時間がたつのを忘れボクたちは楽しいひと時を過ごし、夕食をごちそうになって、部屋に案内された・・・スズカの部屋に・・・え~と、あの話本気だったんだ・・・ボクとスズカは向かい合わせで座り、顔を赤く染め見つめあい沈黙が流れた・・・
突如沈黙に耐えかねたスズカがボクに話しかけてきた。
「あっあの!もしよろしければ私を抱いてください!」
ボクはその言葉にあたふたしながら、
「あのその無理しなくていいんだよ?」
「無理なんてしていません!私はそのキョウと・・・その絆が欲しいんです。ダメですか?」
上目づかいにそう聞かれれば、ボクも男ですからいやなんて言えませんよ。スズカのことは心より好きですから。
「本当にいいんだね?」
とボクが聞くとスズカは満面の笑みで、
「はい!キョウ大好きです!」
そう言い終わる前にスズカがボクに抱き着いてきた。ボクはスズカを受け止め、その耳元で、
「ボクもスズカのことが大好きだよ。愛してる。」
そういうとスズカが目を閉じて何かを待つような仕草をしたので、そっと唇にキスをした・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
翌朝ボクは目が覚めると横にスズカが気持ちよさそうに寝ていた。昨日の夜ボクを受け入れたスズカが、
「この痛みという名の幸せを感じられて、私は幸せです。これからもよろしくねキョウ♪」
その笑顔はとても綺麗で絶対幸せにしようとボクは心より誓った。
そんな風にボクが考えていると目を覚ましたスズカがキスをしてきて、
「キョウおはよう///」
「ボフン!」とボクの顔が赤くなり、
「おっおはよう///」
「クスクス」とスズカに笑われたが別に嫌じゃないし・・・仕返しにボクからキスをして、
「愛してるよスズカ♪」
と言ったらスズカも「ボフン!」と顔を赤くして布団に隠れてしまった。




