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第三十九話 南入り

 木下は手牌からいらない北を切って、次の自摸番が来るのを待った。沢野も迷わず切るのを見て沢野も手が遅いと感じていた。それで木下自身がこの局を行くことにしたが、肝心の次の自摸も字牌の西で、足が遅いことを感じていた。

「これは全員手が遅いですね」

「それでも並びからいってトス役が上家のワルキューレチームの方が有利になります」

「ではこの局はワルキューレチームのあがりと読んでいいですか」

「それは親番を捨ててまでトスをするかですね」

木下は親番を捨ててまで沢野があがれるように好牌を切れば良かったが、親番を捨てるのを躊躇った為、二人とも手が遅くなってしまった。しかしこの好機もエリカがはるかを支援するような牌を切らなったから、はるかもエリカも手が遅くなっていた。エリカは先程はるかに連携プレイはしないと言われていたから、はるかを助けるような牌を切ったらはるかに怒られると思い、そのようなことをしなかった。

 そして全員聴牌まで行かずに東四局は流局した。点棒状況は変わらずで

沢野38400、エリカ21700、はるか28500、木下31400

だった。

 南入りで南一局一本場、沢野の親だった。今度は木下は親では無かったから。沢野を支援しようと考えていた。また東一局の再現とはるかとエリカは考えたが、はるかはエリカとは協力し合う気は無いから、エリカもはるかから何も指示が無い以上、単独で沢野の親を何とかしようと考えていた。

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