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第二十二話 来客の増加

 開店準備が終わってサバンナは営業時間が来たから開店になった。開店になったとはいえ、すぐには客が来ない。店長と三人は客が来るのを待つだけだった。

「松山先輩、麻雀の練習とかしなくていいのですか?」

「え、何で?」

エリカの突然の問いにはるかは驚く。

「沢野先輩とか木下先輩は連携とかうまいですから、私達も連携に練習とかしておく必要が有ると思いまして」

「エリカね、メンバーが連携プレイなんかしたらイカサマになるのよ。そんなこと出来るわけないでしょ」

「え、だから勝負イベントとの時だけでも」

「エリカ、私がプロレスの片手間に麻雀をやっている人達に負けるわけないでしょ。そんな心配する暇有ったら自分のことを心配しなさいよ。早くメインの舞台に立たないと応援に行けないじゃないの」

とはるかは厳しくエリカに言う。そうまで言われるとエリカも麻雀の事を考えていられない、プロレスの方を考えることにした。

「いらっしゃいませ、お一人ですか?」

サバンナに新規客が来店した。麻雀のイベント効果で新規客が少しずつ増えて来ていた。麻雀のイベントをしたからといって麻雀人口が増えるわけでもないが、宣伝効果が大きくて普段は雀荘で麻雀をしていない人や他店の常連客が、じわじわとサバンナに来店をするようになっていた。それに伴いサバンナの収益が改善して、はるか達が貰える特別ボーナスも増えていた。

 二人目が来店をして、メンバー二人が本走に入ることになって、

「松山本走に入りまーす」

とはるかが明るく叫んだ。 

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