第十六話 狂子の悪巧み
「あのマイクはシャドークィーンが裏でこっそりああいう風に言うようにしたのでしょ。実際あいつらタイミングよく出て来ましたからね」
「そうだな、あいつら麻雀のイベントに反対してるくせに、実際は女子プロ界を盛り上げようと努力をしてやがる」
はるかのマイクで怒られると思ったエリカは、訳が分からないがとりあえずホッとする。
「はるかちゃんのマイクのおかげで、会場の客達はみんな私達の応援に回りますね」
「そうだな、今度の勝負はファンの為にも絶対負けられないぞ」
「そうだエリカ、もう夜が遅いから、はるかちゃんの為にタクシーを呼んでやれ。頭に血が上ったファンに襲われたら大変だからな」
そういって沢野はエリカに1万円札を渡す。
「じゃあそうします」
エリカは礼を言ってこの場を後にした。
その頃はるかのいる控室にシャドークィーンの面々がやってきた。はるかのマイクを誉めてやろうと狂子が思ったからだった。
そのシャドークィーンの突然の来訪にはるかは嬉しさを隠せない。
「おい、お前中々いいマイクだったぞ」
「ありがとうございます。シャドークィーンさんのマイクを参考にさせていただきました」
とはるかは嬉しそうに答える。その返事に狂子も喜ぶ。そして狂子は突然何かを思いついてはるかに
「私達のタイトルマッチが終わった後にな5分間のエキシビジョンマッチを沢野に申し込んでな・・・・・」
と狂子ははるかに悪巧みを伝える。
そんな時にエリカが来てはるかとシャドークィーンが本当に繋がっているのを見て愕然とした。




