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異世界なんてクソくらえ  作者: 南都河埜
西の国の動乱
120/194

呆気無い最後



 ノイベルトの当主、ハーゲン・フォン・ノイベルトは亡命の為に王都西の街、ピレネー公爵家の屋敷に来ていた。

 一時はどうなるかと思ったが、王国軍の動きが早かったおかげで万事上手く行った。

 そう内心ほくそ笑んでいるが、しかし最後まで気を抜けないのも分かっている。

 ここで失敗したら全てがパーになると。


「のう、ハーゲンよ」


 フレデリク・ピレネー、ピレネー公爵家の当主が呆れ顔で執務室で相対するハーゲンに問う。

 今回の件はかれこれ三年ほど前、割と最初から話だけ聞いていたが、どうせ途中で破綻すると思って放置していたのだが、恐らくトモヤの存在だろう。主権が公爵家に分担されている現状が、王家の力が増してきた事によって貴族達が変に焦り結束を強めてしまった。

 別に何が変わるわけでもない。

 それなのに、貴族が国を回していると言う意識があるらしく、トモヤの存在は無視できなくなってきた。


「お主、やり過ぎなのではないか?」

「フレデリク様、やり過ぎと言うと?」

「亡命の事だ。亡命と言う形では無く、バウワーとオイレンブルクを落とせば嫌でも他の領地は此方に下る。主導はお主なのだから、ノイベルトが西の国を統一した事になるでは無いか。それでよかったのではないか?」

「フレデリク様。私がバカに見えますか?」


 そうストレートに問われ、フレデリクは即座に応えられずにお互い顔を突き合わせて黙り込む。


「その質問の意味が分からん」

「私もそれなりにコネがあります。今回の件で王国の貴族が西の国獲得に動くことは聞いています。と言うかそれ自体は予定の内でした」

「ほう?」

「フレデリク様もそのつもりだったでしょう」

「さてな、今回の件は私の想像を超えた動きが多い。どうなるか全く予想が出来ん」

「フレデリク様ともあろう方が弱気な」

「最近はハイリッヒの御老体と次期国王とされるトモヤが結託していてな。こちらの予想もしていない事になる事が多い」

「その彼はそんなにも問題ですか?」

「問題と言うか何と言うかな、こちらの力を削ぐわけでも無く、むしろ各領地の多少の問題を解決しつつ自分の力を一気に増しているから、こちら側としては自重しろと言いにくいのだ。元々戦力は一日で国を壊滅させられるだけの物がある。そこにサウスルタンの貴族を味方に付けてほぼ一国分の支持を得てしまった。王都の民も何割かは支持している。今のままでは公爵家で運営する王国から王家で運営される国家となるだろうな」

「正しい形なのでは」

「そう。だが貴族の立場からすると不安でならない。このままだとどうなるのかとな。幸いにも公爵家は彼の人となりを知っているから悪いようにはならんと思ってはいるが、余計なことをしすぎるきらいもある」

「はぁ……」

「話が飛んだかな。さて、うちの貴族たちの動向か。ハーゲンが危惧する事が無いように、分家の長男を寄越しているのだ」

「ですが、そうなるでしょう?」

「さて、それはわからん」


 そう言い切るが、二人の間に少しの間沈黙が訪れた。

 分家の長男はハーゲンが指定してきたのだ。

 ピレネー領の街に住み、恐らくロイベルクと何かしらの取引をしているだろう。


「私はそんなに簡単に負ける気はありません。地元では売国奴と言う人もいるでしょう。ですが、しばらくすれば王国の一部となってよかったと思うはずです」

「まぁ西の現状を考えればその通りだろう。だが、反王国教育と言おうか、そちらは王国を嫌っているだろう」

「千五百年も領民がそんな事を気にすると思いますか? 領主だって王国からむしり取りたい一心で覚えてただけで、最早王国と何故戦争になったかも覚えていません」

「理由、か……。それを知られたらお主は吊るしあげられるな」

「吊るしあげられるのはシュバインシュタイガーでしょう」

「どちらもだろうな。さて、しかし亡命か……」

「そんなに難しい話では無いでしょう」


 亡命にはかなりの発言力のある貴族が後ろ盾にならねばならない。

 だが、ノイベルトの後ろ盾になったらノイベルトの批判もまとめてピレネー家が受ける事になる。

 それを考えるとフレデリクは中々決断出来なかった。


「同盟ではだめなのか」

「同盟では西の国を奪おうとする動きは止まらないでしょう」


 そう言われると弱い。

 フレデリクもわかっていた。

 何をどう言ってもノイベルトが家の格を守りつつ生き残るには、亡命するしかない事を。

 ピレネー家が後ろ盾に付いて亡命した以上、トモヤも元々の家格と同格の爵位を授与しなければならない流れになる。

 伯爵位か、もしくはサウスルタンの時と同じように侯爵位か。

 そう思った途端にフレデリクの中で繋がった。

 ノイベルトはサウスルタンの件を知って、王国の力を借りて西の国を統治する気なのだ。

 あの国の領主は誰も彼も他人を信用しない。

 だが、自国の領地となれば王国貴族もそれなりにまともな管理をするはずだ。

 恐らくハーゲンが単純に下るわけでも同盟を結ぶわけでも無く亡命に拘るのは、サウスルタンのように侯爵位を狙いつつ王国の人間に西の国の各地を見させ、それを統括する気なのだろう。

 西の国の領主を引き抜いて使えば反乱の危険がある。

 だが、王国貴族なら自国領となった土地で反乱を起こす必要も無い。

 ノイベルト家にとって最高の結果だ。

 ――だがトモヤを敵に回してしまった。

 あれはノイベルトを許す気がないだろう。

 たかが一人そんなことを言った所で、とも言えないのが王族の一員という身分だ。

 公爵家が取りまとめているが、王国である以上王家の人間の発言力がとても大きくなる。

 智也が絶対許さないと言うのであれば王家の強権発動という形で我々は受けざるを得ない。

 自分が後ろ盾ならば周りから何かしら言われるだろう。


 今の所ハーゲンの考えていた通りだ。

 その通り進むのであれば、智也と敵対しかねないのでフレデリクも易々と頷けない。

 が、逆にトモヤが敵に回ったとなれば、あっさりとハーゲンを倒す事は想像に易い。

 ならばそのつもりで引き受けたと白状してしまえばいい。

 どうせ断ればピレネー家との繋がりを暴露される。

 そこまでずぶずぶでは無かったはずだが、例の強壮剤が一部で使われていると聞くので、それ目当てにノイベルトと取引してる家はあるはずだ。


「仕方あるまい」

「ありがとうございます」


 ハーゲンを始めノイベルトの一家はこの街でしばらく様子を見るつもりらしい。

 最新の情報ではオイレンブルクの街の手前に布陣したバウワーの兵を倒し、街の中にも侵攻して兵を捕らえていると言う。

 西の国自体は目の上の小さなたんこぶ位の扱いだったが、いざ王国の一部になってもハーゲンの画策による物だと知ってると嬉しさはそこまで無い。





 丁度夕食時に千絵とシエルに出てもらった。

 普通に堂々と姿を現しながら城へ続く坂道を徒歩で上り、すぐに反応して飛んでくる矢や魔法はシエルが叩き落す。

 千絵が中空に火の玉を出した。

 それがグングン大きくなって輝きを増して行く。

 それに従い高熱が荒れ狂う。

 古城の兵はそれを見て固まっていた。

 それを見て俺達はシャルに透明化の魔法を掛けて貰って古城内部に飛んだ。

 飛んだ先はちょっとした広間で、下に繋がる階段の前に兵が一人立っているだけだ。

 当初の予定通り二手に分かれ、俺達はツヴァイのグループに混じって階段前の兵を昏倒させて狸親父確保に向かう。

 恐らく外は千絵のサンバーストに釘付けだろうから、こちらに気付かれるまでは背後から手当たり次第倒して回れるだろう。


「これどんだけ下に続いてんだ」

「知らない。見れなかったし」

「ですよねー」


 いや知ってたけどさ。

 階段は狭く、ライトの魔法で視界の確保は出来ているが延々と下に延びている。

 このままだと地脈に接する。

 多分この先は、城に掛かっている常時発動型の魔法の魔法陣が描かれている部屋に繋がっていると思う。

 王国の王城も地下にそんな一室があるし、ベスターの城も魔王化の魔法陣なんかがある部屋がそれに当たる。


「でも厄介。地脈に近い分魔力を多く使える。逃げようと思えば簡単」

「普通ならな」


 そう言うとシャルが何か思い出したのか、心底嫌そうにする。

 シャルとしては、寮での生活の時に度々楓子に使われた、対シャル用転移門封じシールドだ。

 風呂嫌いで、逆にシャルと入りたい楓子にとっての最終奥義。

 ぶっちゃけ結界と言っていい。

 それを城の周りに張って貰っているので、通常なら阻まれて落ちて来るはずだ。

 外で十人分の兵のシールドも担当してるのと、城全体を覆うサイズの特殊な防御魔法なのでそれほど強固なシールドは張れないらしく、相手が魔力量任せに押し通ろうとしたら通れてしまうらしい。

 それでも俺がすぐに感知できる範囲だろうし、相手も即座に次の転移門の魔法を発動させる魔力は無いだろう。


「部屋」

「やっぱり魔法陣用の部屋だよな」

「うん」

「ツヴァイ、お願いします」

「ああ」


 扉が現れたので先にツヴァイに行って貰った。

 シャルのシールドでは楓子に大きく劣るが、それでもシエルクラスの攻撃が来ない限り一撃では中々破れない。

 それを身に纏っているので、ツヴァイも多少の警戒はするが早いタイミングで扉を開けて中に押し入った。


「まだ先があるようだが」


 ツヴァイにそう言われて部屋の中を見ると、魔法陣用の部屋ではあったがもう一枚扉があり、まだ先に進めるようだ。

 だが、ここまで来れば魔力を感じる。

 地脈の魔力に混じっているが、狸親父がその扉の先にいる。


「ツヴァイ、ここまででいい。ここから先は俺とシャルで何とかなるんで」

「本当に大丈夫か?」

「既に相手は捕捉したから、シャルがいれば大丈夫」

「わかった。では後ろは見ているから終わったら声を掛けてくれ」

「うん。シャル、強度上げておいて」

「おっけー」


 一応シールドに割く魔力を上げて貰った。

 地脈が近いせいで、多少魔力を無駄使いしても簡単に回復してしまう。

 元々エルフは世界樹の魔力を受けて育つ事もあり、魔力の吸収性は他の種より高いらしい。


「しつれいします」

「トモヤも律儀」

「何となく癖なんだよ……」


 扉を開けると、そこは書庫になっていた。

 広さは二十メートル四方で壁が書架でかなり上まで続いている。

 魔法陣の部屋くらい深い位置にあるからこそ、この高さの書庫が出来たと言う事だろう。


「意外と遅かったでは無いか」

「意外はこっちのセリフです。てっきり逃げるものだと」


 狸親父は特に慌てた風も無く、転移門の魔法を使うアークウィザードを傍に置いて椅子に座って本を手にしていた。


「逃げるさ。逃げるがお前達をここに連れ込まなければならなくてな」


 そう言って立ち上がると、転移門が開かれて歪みに消えていく。

 こっちが何かするにしても消える方が早かった。

 俺はすぐに探知を掛ける。

 城内はいない。

 いないと言う事は楓子のシールドを突破したと言う事だ。

 しかし、その為に飛距離は大分落ちているはずだ。

 辺りを探る。

 あのアークウィザード、結局名前を聞かずじまいだったが地脈の魔力に満ちた場所だった為に、結構な飛距離を出せるはずだ。

 それでも妨害シールドのせいで通常の半分弱くらいが関の山だと思う。

 ざっと探していくと、どうやら王都か四方の街を経由しようとしたのだろう、方角はそっちだが王国と西の国の境にある山脈に魔力があった。

 あのアークウィザードの魔力も見えるが、こちらはもうスッカラカンである。


「真東だ。ツヴァイ達に外の手伝いに行くように言っとくから、シャルも魔力探知しといて」

「ん」


 俺は今来たばかりの道を戻る。

 ツヴァイもまさか一分経つかどうかで戻って来るとは思ってなかったようで、ポカンとした顔で立っていた。


「逃げられたから捕まえて来る。外の人達の手伝いをして、一通り制圧したら待ってて欲しい」

「わかった。だが、俺の仕事は残っているのかな」


 そう言うので再度上を探ると、シエルがほぼ真上にいた。

 多分ツヴァイもそれを感じ取ったのだろう。


「……ないかも」

「では捕縛をメインにしておくかな。どうせ彼女が戦っているんだ、残りは全員昏倒してるだろう」

「お手数おかけします」

「トモヤ、見つけた」


 シャルが扉から顔を出した。


「一回上に飛んで、誰か連れて行こう。山の中逃げ回られるのも面倒だ」

「ん。楓子に妨害シールド解除してもらいたい」


 それもあったか。


「じゃあツヴァイ達もまとめて」

「ああ、わかった」

「行く」


 シャルが開いた歪みに俺達は入る。

 さっき出て来た部屋だった。

 そこから外に出ると、外の外壁沿いは死屍累々という言葉が正しくハマる状態で、シエルが剣の腹で引っぱたいて吹っ飛ばしていた。


「ふーこ、妨害シールド解除」

「はーい」


 安全圏でシエルを見守っていた楓子と兵だが、どうやらシエルが来てからは連れてきた王国兵も茫然と見てるだけだったらしい。

 この兵、ツヴァイに人選を任せたので結局近衛兵の第一師団の面々だったのだが、シエルの強さはよく知っているはずだ。

 それなのに茫然と見てしまう程、シエルは何と言うか、楽しそうと言うか月明かりに照らされて輝いている。

 やっている事は狂気に満ちているけど。


「トーモヤー! 終わったよー!」

「……なんとも気楽な」


 まぁ元々戦力差的に象と蟻と言っても過言では無いわけで、こうなるのはわかり切っていた。

 それでも実際目にしてみると、やっぱ戦力過多だなぁと思わざるを得ないわけで。


「終わったなら皆で追おうか」


 上空から見てたらしい千絵も降りて来て、うちの嫁勢ぞろいになった。

 これだけいれば狸親父も逃げ切れまい。


「トモヤ、俺達はこいつらを捕縛しておく。予定通り後で迎えに来てくれ」

「了解」


 ざっと見た感じ死傷者は殆どいないようだ。

 重傷者は楓子が死なない程度に治したようだし、この場はツヴァイ達に任せても大丈夫だろう。


「じゃあシャル、お願い」

「ん」


 狸親父達は動かない。

 さっきはダボっとした室内着を着ていたので、恐らくあの格好で山道は身動きとりにくいのだろう。

 あの辺りの山は魔獣が出るから管理されていないはずで、中途半端に日が当たる所なんかは草木が茂ってまともに動けない事も考えられる。


「フライで上空に出よう。降りたら虫だらけ魔獣だらけは嫌だ」


 そう言うと、シャルを除く三人も同意見なようで顔を歪ませた。

 シャルは虫もある程度平気だし魔獣は世界樹近辺で食べられるし、さほど問題でも無さそうだ。


「ん、じゃあ行く」


 千絵にフライを掛けて貰って俺達は歪みに入った。

 出た先は、空には煌々と輝く月と足元は雑木林だ。

 魔力探知をしつつ下を見る。


「……これはやられたかな」

「ん……」


 木々が鬱蒼と茂っていて目視出来ないが、狸親父達と同じ場所に何らかの魔獣か魔物の魔力を感じる。

 その動き的に、多分今しがた襲われて、今現在むしゃむしゃされている最中である事が窺い知れた。


「……シエルは自分でフライの制御できないから、うーん、シャルかなぁ……」


 多分シャルも気づいている。

 何だかんだ転移門を使いまくってるだけあって、魔力探知の精度は並ではない。

 魔力の違いで個人を見分けるのが苦手だけど。


「千絵、フライをシャルとチェンジで、千絵と楓子とシエルはここで待ってて」

「いいけどどうして?」

「私達も行くよ?」

「魔獣が狸親父食ってるかも」

「豚として最高の末路」


 三人の表情で、付いて来ないのは確定された。


「じゃ行くか」

「ん」


 シャルに連れられて下へ降りて行く。

 鬱蒼と茂った雑木林の中だが、ライトの魔法のせいで嫌と言う程見える。

 下では、案の定狸親父とアークウィザードがイノシシ系の魔獣三体に捕食されていた。

 サイズはサイくらいあり、牙が象系のソレのように伸びている。

 あんなの人間じゃ太刀打ちできるわけが無い。


「……何で俺達を古城で待ってたんだ?」

「多分消耗させる為。あそこに辿り着くには結構魔力を使うだろうから、追って来れないと判断したんだと思う」

「勇者やエルフ相手に?」

「戦争に参加してなかったから、ここで参加すると思ってなかったのかも」

「考えてみたらシェリールじゃなくてシャルが動いてるんだもんな。向こうはシェリール並の転移門使いがもう一人いるとは思わないか」

「本人」

「向こうにとっては別人だ」

「……アレどうする?」

「どうって、もうどうしようもないだろ……」


 こう話してる最中も直視出来ない状況だが、それも殆ど魔獣の胃の中に収まってしまった。

 幸いにも魔獣が巨体で二人の上に載ってしまっている為に、何をされているのかわかる程度で全てがはっきり見えるわけではない。


「帰るか……」

「ん」


 正直な話、スッキリしないし胸糞悪い終わり方だと思う。

 古城に隠れていたのも理由がハッキリしない。

 さっさと逃げればいいのにとは思うが、こっちにシェリールと言う転移門特化のエルフがいるのは知ってるから、下手に動くと捕捉されると思った可能性はある。

 転移門の基本である一度は行った事が無いと行けない、と言う点も考慮したかもしれない。

 こんな場所、まさか下調べに来てるとは思わないと思う。

 俺だってこの地の統治の為の拠点探しをしてなきゃ、こんな場所にシャルを来させなかった。

 少なくとも戦場にシェリールを連れて来るとは考えなかっただろうし、転移門を妨害するシールドなんて物が張られているのも知らなかったろう。

 考えてみたらバウワー邸は焼かれているので、一度逃亡したと噂を流された身と言う事もあって、古城しか逃げ込める場所が無かったのかもしれない。

 どういう理由化は本人のみぞ知るだが、俺とシャルはその場で手を合わせて上空へ移動した。

 遺品くらいと少し思ったが、チラッと見たら服まで全て食われている。

 恐らく骨も残らないだろう。

 アルフレート・フォン・バウワーの最後は誰も予想しない形になってしまった。



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