表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/22

アリスも普通に学生生活送ってますよ

なかなか更新しなくてすいませんでした。

読んで頂けるとありがたいです。


アリスも悪巧みだけじゃなくて普通にクラスメイトとかとせっしてますよ!


今日もいい天気!今日は気合い入れて弁当作った!

昼休みにリアン誘って裏庭で食べる用!

ここ数日リアンさんアホ女に近づかず一人行動してるから、ここらでひと仕事や!

おっと噂をすれば!奴らから距離をとるために早めに登校してくるリアンさん発見!


「リアン様。」


リアンの肩を軽く叩き、肩に乗せたままの手の人差し指を差し出したままにする。


「アリス!……ほへ?」


リアンのほっぺにアリスの指が当たる。


いやー、リアンさんほっぺ柔らかいわマショマロですか?


「あの、アリス?」


「あっごめんなさいリアン様つい。」


はぁーぷにぷにだわ癒しだわ、こんなストレス解消系の癒され玩具あったよね!猫の肉球的なやつ!

キョトンとした顔も可愛いなおい!微笑んどこ!


ふにゃりと微笑むと顔を赤くするリアン。

その顔にニヤけそうになる。


「あっ、あの、アリス?どうしたの?」


「あっ、その、お弁当作ったんです。リアン様に食べて頂きたくて。その、お昼裏庭でご一緒しませんか?」


「えっ?アリスの手作りのお弁当……。」


「あっ、私なんかの手作りじゃ嫌ですよね、忘れて下さい。」


立ち去ろうとするアリスの手をとるリアン。


「えっ?」


「そんな、嬉しいよ。お昼楽しみにしてる。」


照れて真っ赤な顔で微笑むリアン。

ですよね〜!私の手作り断るとか無いと思ってた笑


「嬉しい。それではお昼休み。」


ん?手を離さない?


「リアン様?」


「その、あの……」


「はい?」


なんだよはよ手離せよ。


「一緒に登校しよう!」


頑張って言ったリアン。

おっふ、まじか。


「その、手を繋いでですか?」


「……だめ?」


必死なのか、ちょっとうるうるした上目遣いでアリスの顔をのぞき込むリアン。


なんだよ!あざと!

これだから攻略対象は!

ここで断るのも角が立つ、仕方ない一緒に登校してやるか。


「その、一緒に登校するのは構わないのですが……手を繋いでは恥ずかしいですわ。」


「そっ!そうだよね!ごめん!」


パッと手を離してあわあわするリアン。


いちいち行動が可愛いのが腹立つな。さすがお姉様に人気な可愛い系。

この動きは参考にしよう。


「それでは、リアン様。参りましょう?」


微笑むとリアンは真っ赤な顔で頷く。

照れて口数の少ないリアンとぼちぼち話しながら登校した。



授業だるいわぁ〜

退屈な授業を受けるアリス。

そもそも私、家庭教師に卒業分まですでに教わってるからつまらないのよねぇ〜

エドワルドに見合う女になるために、勉強にマナーにダンス、どれも自分で言っちゃなんだけどかなりお出来になるんだよねぇ、あんなクソ(エドワルド)の為とか過去の自分の頑張り笑える笑

あいつに釣り合うとかもっとアホで十分だよ笑


「次この問題の答えは?モーブ君」


おっとお隣さん先生(ハゲ)にさされたわね。

あら?わかってないみたい、困ってるわねぇ。

この先生(ハゲ)わざとできない子に当てて貶してその後自分のお気に入りの生徒に問題答えさす、クソ先生(ハゲ)なんだよねぇ。


サラサラと答えをノートに書くとさされた子の前にスっと出す。

その子はびっくりして固まったがアリスは微笑む。


「これを見て答えなさい。」


小声で言うとありがとうと言い答える。

何とかなってホッとするお隣さん。悔しそうな先生(ハゲ)


先生(ハゲ)ざまぁ


授業が終わった席をたとうとするとお隣さんに呼び止められる。


「あのリウォンダー様」


「はい?」


「助けて頂きありがとうございます。その、僕いつもあの先生に当てられて、怒られて。すごく困ってました。」


「良いのよあのハ……先生、授業ヘタク……あまりわかりやすく無いですもの。そんなに困っているのでしたらこのノート良かったら。」


「えっ?」


「卒業分までのあの教科の予習してありますの。良かったら使ってください。他にもあの先生に困らされてる方居ますわよね?その方達にも良かったら見せてあげてください。わたくしあの先生あまり好きではないの。それじゃぁ」


呆気にとられてるお隣さんを置いてさっさっとお弁当の入ったバスケットを持ちリアンの待つ裏庭に向かうアリス。

あの先生(ハゲ)次の授業見ものね。

先生(ハゲ)よりわかりやすく詳しく書いてあるノートですもの。少し読んだだけでもあのクソ授業より100倍理解できるわ。

これであの先生(ハゲ)の授業で嫌味聞かなくて済むと良いな!


裏庭に向かう途中の廊下。


「はわわわ!」


ザザザ

女子生徒が大量のノートを廊下にぶちまけていた。

その横を皆素通りしていく。

必死にノートを集める女子生徒。


何あれ?皆感じ悪っ!てかノート多すぎ!


アリスはノートを拾いだす。

女子生徒はびっくりして固まっている。

ノートを拾い終えた。


「あっ、あの、ありがとうございます。」


ペコペコする女子生徒。


「良いのよ。」


アリスが持ってる半分ほどのノートを受け取ろうとする女子生徒。

歩き出すアリス。


「あの?」


「こっちの方向って歴史学先生の所でしょ?わたくしも、そちらにに向かう予定だから持ってくわ。」


「そんな!リウォンダー様にノートを持たせるなんて!」


めんどくさい子ね。


「何言ってるの?わたくしが持つと言ってるのよ?遠慮しないで。それにこの量1人で持っていったらドアを開けられないわ。」


「それは、その。」


「早く行きましょう。お昼が終わってしまうわ。」


「はい!」


その後ノートを持っていくと女子生徒はにとても感謝された。


別に歴史学の先生の所って元々向かう予定の裏庭の通り道だからそんなに感謝しなくても良いのに。


裏庭に着くとリアンがベンチに腰掛け待っていた。


「リアン様、お待たせしてしまってごめんなさい。」


「ううん、待ってないよ。僕も今来たところだから。」


何その彼女が遅れてきた時の彼氏の言うことの定番みたいな台詞。マジで言う人居たんだね笑


リアンと楽しくお昼を食べる。


よしここらで。


「リアン様、わたくしこうしてお食事ご一緒するの迷惑ですよね。このお弁当も、最後の思い出にと作ってきたのです……。食べて頂けて嬉しかったですわ。」


「えっ?そんな!迷惑だなんて!それに最後だなんて!どうして!?」


「だってリアン様はマリア様の事がお好きなんでしょ?そしてエドワルド様とわたくしがマリア様をいじめていたと断罪するのでしょ?」


「そんな!なんで僕がそんな事!」


「知っていますの、エドワルド様と一緒にマリア様と仲良くしている事を。そしてエドワルド様にお前を断罪すると宣言されてますの。きっとマリア様の事がお好きなリアン様はわたくしがマリア様をいじめたとお思いでしょ?そしてわたくしはあなた達の手により断罪される。分かっていますの。」


悲しい顔で俯くアリス。


「そんな!僕そんな事しないよ!それに僕が好きなのはマリアじゃなくて……その……アリ」「まぁ嬉しい!リアン様はわたくしの味方なのですね!」


おいおい好きな人私とか言わせねぇよ?

私はあくまで気づいてないし決定的に好きとかは言わせねぇよ?

お前にはこれから好意は伝えられず、だけどこき使うからな?

リアンENDとか私は狙ってないから。


「リアン様、それでしたらお願いがございますの。リアン様にしか頼めないお願いですの。聞いて下さいますか?」


「うん!もちろん!僕にできることなら何でも!」


言質取った!これからバンバン良いように動いて貰うからな?


「では、マリア様のお側に居てもらってもよろしいですか?」


「えっ?」


「マリア様のそばに居てマリア様に気づかれないように、わたくしがマリア様をいじめてないと言う証拠を集めて欲しいのです。」


「なるほど!任せて!」


ついでにクソ(マリア)を冷めた目でみて冷静にあいつがどんだけ自己中クソ女か思い知るが良い。


「それと今日の放課後ちょっとお願いがございますの。」


「うん!いいよ!」


リアンさん快く引き受けてくれました!はい!今日の仕込みはバッチリですね!

さぁ楽しみですぞ笑

その後リアンと楽しくお昼を食べて解散した。

読んで下さりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ