前へ目次 次へ PR 2/10 エピソード2 もしかしたら貰えるかもしれない。 そんな淡い期待を胸に家を出た。 「おはよう」 いつもよりそわそわした感じで挨拶をしてくれた彼女。 でも、それだけ。 まあ、朝っぱらからはないよな。 けれど、何ごともなく終業時間を迎えた。 「お疲れ様」 彼女が僕のそばに来た。 いよいよか…。 ところが、彼女はそのまま帰ってしまった。 僕の思い違いだった。 昼間は仕事が手につかず、一人で残業する羽目になった。 なんだか切なくて涙が溢れてきた。