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ヲタ村ダンジョン  作者: KOJHIRO
EPISODE 2 After
21/24

エノコログサを知らんかね

 某狩猟ゲームでは、シッポ斬りを多用しています。


 ちょっと調子に乗ってふざけすぎて下ネタあります。

 ストーリーとしての進行はほとんど無いので、不快な方は読み飛ばしでどぞ。


「うほぉー、リアルサッキバス、キターーっす」


 小躍りしたポン○の後ろ姿を目で追いながら肩をすくめた。

「やっですねぇー奥さま」

「そうですわねぇー、男って下半身だけで思考してんのでしょうかねぇ」

「ほぼ同意」


 わしらはしゃなりしゃなりとポン○にどんな天誅がふさわしいか相談しながら追いてった。


 カウンターの近くまで来るとまずわしはナナ○に抱き上げられて、カウンターの上に身を乗り出す形を取っている。次に相方がだ、抱えられた状態で止まってしまった。頭部をナナ○女史の下乳が遣えて十分に高さを保てていない様子だ。受付嬢も気になるようでチラ見はしているな。


 うらまやしい。強いて言えば頭上にではなく後頭部にクッションとして欲しいところだ。


 ん?


「ここは、ヒト族以外の人も働いてるっすね?」

「はい、その通りでございます」

「きっ、君はサッキバスであらせられますっよね」

「はい、左様でございますが、・・・」

「一日、何人ぐらい対応してっすか」

 下ネタととれる直接的な問いかけに、話しかけられているおっとりお姉さんが少し言いにくそうにしているところを横にいるしっかりお姉さんの同僚がフォローする。

「お客様。この施設内では、とくに(・・・)そのようなスタッフの個人情報を詮索するのはNGでございます。ご了承下さい」

「えー、ヲイラはオフの時にうちのバイトをお願いしたいなぁーと勧誘に来たっす」

「オフとか、上がりだとかの質問にもお答えしかねます」

「残念だなぁー、でもね・・・・」


 まだまだ空気を読まないポン○のネゴシエートは続く。

 わしはポン○に対応しているサッキバスおねーさんの背後に気になる物を見つけた。

 そーっと降りて、フニッフニッと揺れているナニかを確かめにおねーさんの背後に回ると、腰から伸びているしっぽだった。感情に同調してかフニッフニッとやっぱり動いている。このぎこちなさは職務中だからか?

 ハート型になったイカミミ先端を捕まえようと手を伸ばしたのだけど、避けられている?

 ポン○を囮にしているのに、なんっうー事だ。


 にひゃらー! ひらめいたぜ。


 動きの大きい先端部じゃなくて、根元から確保すればいいんじゃないの。こんにゃろめ、4歳児だと侮るなかれだ。

 両手でおしりの付け根を握ったら「ひゃう」と小さな悲鳴が聞こえた気がした。そのまんま両手で逃がさぬように扱いていくと、小刻みに震えしびれたような反応がしてくるが、逃がさないぜ。ヘンな嬌声、奇声にも惑わされない、職人なわし。

 ようやくビクンビクンとのたうつ先端近くまで来た。のたうつ先端をほおばるように口に入れた。ぱたぱたしている先端がイカに見えたんだよね。

 口腔内を刺激するソレを、しゃぶったり、甘噛みしたり。あっいけね、犬歯に当たって傷が付いちゃった。すこしだけ。ほんの少しだけ鉄の味と臭いがした。なんか練乳に似てオイシイ。

 ツバつけときゃ治りも早いでしょ。チュパチュパ、レロレロしていたら少し膨らんだかな。先端から甘い液が出て来たから、ぺろぺろなめてて出が悪くなったから、付け根の辺りから片手づつ扱いて、きゅーっと吸い込むと水音が下と想ったら「らめぇーー」と嬌声を上げられた。カウンターに突っ伏して、床に温水がしたたっているのな。


 ん?


 オシッコ我慢してたのなら、二人居るんだし我慢しなくて交代すればいいのにな。もう一人のサッキバスのお姉さんはというと、立ち上がって赤い顔でわなわなしながらわしらを見ているが、後光が射して股間のあたりが湿っぽそう。おっ、相方もチュパチュバやってらっしゃるのね。後光に見えたのは相方の光か。

 こりゃ、クセになるなぁ。サムズアップを交す。


 ちらほらと居た冒険者たちに取り囲まれちまった。見せもんじゃねーぞゴルラァ!

 わしが睨むとバタバタ気絶し立てったぞ。ちょっと騒ぎすぎじゃね。


 あっ、退場していたヤブが騒ぎに気づいて帰ってきた。倒れている冒険者を跨いで近づいてくる。

 男は寄って来ないで欲しいのだがな。


「これは、どうしたのですか」

 言いながら、きょろきょろと見回しながら受付嬢の背後にいるわしらをのやってることに顔を引きつらせた。

「ミィさんも、ウィさんももうおやめください」

『手遅れじゃ。見てみい、ミィの浄化で黒から白へと変わって、コウモリの翼だったのが変化しておろう。ウィはといえば、淫魔を逝かせてしもうとるわい』

「異な事を言う」

「わしらはただ、目の前でひらひらする物と戯れていただけじゃ」

「まったくもって、わしらは戯れていただけじゃ」

「目の前に、狗尾草(エノコログサ)をちらつかされたら、じゃれてしまうお年頃じゃい」

「今日を、淫魔尾と書いて、ネコジャラシと読む記念日にする」

「「わっ、はっはっはっ」」

 わしらは腰に手をやりふんぞり返って笑った。


『言った通りじゃろ。のぉ、存在場所なぞ、いくらでもあるわい。かっかっかっ』

 お姉さん達が頽れた。

「「・・・・もてあそばれちゃった」」

「「そこちゃうっ! 戯れただけじゃ」」

「「|イエス・マイロード(はい、おねぇさま)!」」


 床に膝を付いたヤブから生気がさらに失われた。

「またスタッフを眷属にされてしまった・・・・」

『かっかっかっ、良きかな良きかな』


 清掃スタッフが床掃除に来た。仕事を増やしてごめんなさい。心の中で、謝っておく。


 ここまでお読みいただき,ありがとうございます。


 下ネタ部分を書き直そうか悩んで、時間だけが過ぎ去りました。おっともう一つ・・・・カムバーーーーック、マイ青春!


 逆になりますが"なぞの声"のイミフな部分と二人のサッキバスとは、現在未筆の[Epi 0]で、ヤブとアイが関わっている設定っす。


 "ヒト"・・・ホモサピエンス・ヒューマンのことで"凡人"とか"普人"など、ツギハギ世界ということで、多種多様の表現があり、"ヒト族"と表現する形ががかろうじて共通認識されています。


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