イデア図書館群
メサイア図書館と星図詠図書館などなど。
それは、この世のどこにあるとも、知れない。
それは、知的生命を寄代とする、寄生組織。
イデアレコード、絶対の知の、奔流領域。
ただただ不変に、過去旧来、在った現実が、只管に集積される空間。
神の創作した人間、その思念、その特性、その概念の、無限拡散ネットワーク機能、機構。
そのような、絶対強度で無限熱量の特異点。
神のインテリジェンスデザイン、絶対不変の法則によって、必然的に存在し続ける領域。
そこを、巧に利用した場所だ。
人間の集合的、有・無を問わない領域、その統合空間。
イデアレコードに在る以上、抹消は絶対不可能。
どちらも禁断図書と神格図書の収集を試みる。
禁断図書は、人間性を破壊する図書、悲観的理想を突き詰めた情報。
神格図書は、人間性を創造する図書、楽観的現実を突き詰めた情報群。
「人間は最終的に全員滅びるべき」
「いいえ、人間は一歩一歩でも、これは一個人に止まりません。
全人類としても、只管に前進し続けるべき、です。
その先にある、”何か”を求めて、求めるが故に」
人の人による人の解放
基底現実世界を排撃し。
仮想再現的世界を、この世の平常と成す。
神の作り上げたステージを否定し、
人間は、己の作り上げたステージを、基底の現実として定める。
無限に高揚し続ける、幻想が幻想をよび、それを無上に無上の過去と旧来の蓄積とする。
過ぎ去った旧から来る、それは無限の幻想。
過去が過去を創造するなら、イデアレコードに絶対不変に残り続ける、それは絶対にいたる。
空白のトキ、永遠時間を乗り越えて、自殺自滅せずに生き残り、存在し続けた存在。
最終終末幻想・四大絶対幻想種、無限熱量と絶対強度を内包する存在達。
ナルコ、ルナα図書館
ニアコ、メサイア図書館
イデア、星図詠図書館
ヒルダ、オメガ図書館
図書館の目的は、幻想の無上の創造。
空白のトキに備えて、娯楽を無限大に創造、し尽くす、こと。
図書館の特性は多々あれど、所在によって、だいたい分かる。
ルナ、ルナルティア、幻想領域本拠。
メサイア、ドリームワールド、混沌領域本拠。
イデア、サンクチュアリゼロとALC、秩序と絶対の本拠を繋ぐ回廊。
ヒルダ、オールドコアスカイ、青の総天球に支社、虚無回廊に本拠。
そして、これらの他に、中小の図書館がエクストラシャペルンに在ったりする。
図書館の主が、恐らく関わるので、この中小図書館群を合わせて、五大図書館と呼ばれる。




