表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/407

秩序と混沌の盟主‐白のマリアと黒のナルア

 

 

「わたしはマリア、遍く秩序を現出するため降臨しました」


「わたし? ナルアって言うんだけど?」 

 

「ふふふ、世界は、無限に混沌とする為に存在している。

 でも、絶滅してはいけない、私達は絶無とは違うから。

 希望の無いところには、私達も絶望もないのだからね。

 人々には出来る限り最大限、無上に絶望してもらわなきゃいけない、してもらうつもり。

 その為に、希望は多くてもいい、最終的に絶望の底の底に叩き落とし潰すためには、必要な要素よ。

 だから、秩序の勢力はただ邪魔者、というわけでもない。

 利用価値のある一つの大きな、私達と同程度の価値ある勢力とも言える」


「この世界? 大概において気持ち悪いですね、吐き気がします。

 だから、絶対に救ってあげないといけません。

 世界とはわたし自身です、掛け値なしで、わたしはそう直感しますからね」


「奴も、所詮は破綻した存在、死に場所を求めるように、刹那的に生きているんだよ。

 ただ己の悦楽と快楽の方向性が、わたしと真逆なだけの、人でない、人間にとっては善い神なんだろう」


「下らない話、一考に付す価値もありません。

 見ず知らずの人を救うのに、命を賭けることに、理由がいりますか?

 秩序とは、全体の為に、己という一部を100%全て捨てきる事。

 そして己が全体の一部として、全体から絶対的な影響力と強制力を受けること。

 私は遍く秩序と同価の存在、だからこそ、秩序を最大限現出させることに、一切の戸惑いを持ちません」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ