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どうしても聞きたいこと
「なぁ、失礼を承知で聞くんだが…」
ワインを手にしたケティアに、神妙な顔で店主が切り出す。
どうしても、これだけは聞いておかないと今夜は寝れそうにない。
「あんたら家族は、一体、みんな何歳なんだ?」
プッと笑い出すケティアに、大爆笑を始めるジエス、他の団員たちも一様に腹を抱えて笑っていた。
「やっぱり、聞かれますよね」
「そりゃあ、気になるよな」
ばつ悪そうに頭を搔く店主に、ひとしきり笑うとケティアは店主の問に答えた。
「兄のユービスが16歳、妹のアイエルの方が今年で13になります」
――…え?
「…そんで、こいつが三十路だ」
「まだ29ですよ!!」
「変わらんだろうに」
「変わりますよ!!」
ガハハ笑いで茶化すジエスを、ケティアは必死になって訂正する。
――マジで…?
ようやく、店主の抱いていた疑問のモヤモヤは解決はしたのだが、答えを聞いても、その戸惑いのモヤモヤだけは解決出来そうになかった。




