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光の届かない場所
塞いだ耳の奥で
まだ誰かの声がする
優しさの形すら
今はもう思い出せない
孤独はいつだって
静かに忍び寄って
気づけば心の中を
黒く塗りつぶしていた
救いなんて望んでない
でも見捨てられるのは怖い
矛盾だらけの感情が
私を締め付ける
光の届かない場所で
私は息を潜めてる
生きているのに 消えてゆくような
そんな夜を繰り返す
誰かの声を待って
手を伸ばしてみるけど
闇の深さに呑まれて
もう戻れない
期待しないことで
自分を保ってきた
それでも心のどこか
まだ何かを信じてる
痛みはいつだって
唯一のリアルで
私がここにいると
静かに証明してくれる
忘れたいと思うほど
思い出が邪魔をする
過去に縛られたまま
私は呼吸してる
光の届かない場所で
私は声を殺してる
叫び続けても 届かないまま
ただ夜を舐めるように
通り過ぎる風さえ
心を切り裂いていく
悲しみよりも深く
私を残して
助けてなんて言えない
弱さを見せるのが怖い
それでも孤独よりは
誰かに触れていたいのに
光の届かない場所で
それでも手を伸ばしてる
見えない未来に 怯えながらも
まだ終わりを望めない
誰かの声がいつか
私を照らすなら
沈むその前にどうか
気づいてほしい
闇に埋もれる前に
私はここにいると




