地球は一度滅びましたが、特にこれといった問題はありません。
乙女ゲーム転生モノを書くつもりが…
構想もできてるのに…
はい、見切り発車です。
いつからでしょうか。
人類が争いを始めたのは。
そんなことをしたところで無駄だと気づかないのでしょうか。
日々減り続ける資源。
汗を流し働く人。
画面と睨み合う人。
人に指示を出す人。
国会議事堂で座って寝ている人。
人は何もせずともリソースを消費する。
いつからでしょうか
紙切れが命以上の価値を持つようになってしまったのは
いつからでしょうか
人がリソースとして見られるようになったのは
いつからでしょうか
なぜでしょうか
意味があるのでしょうか
リソースを奪ったところで奪う為に使うリソースの方が大きいのに。
始まりは石油という資源が消失したことだった。
水の枯渇。
止まらぬ砂漠化。
人は増えすぎ食糧難。
暴動が起き無政府状態になった小国。
その一つが考えなしにその兵器を使った。
空を飛ぶミサイルの応酬。
かつて、ヒロシマと呼ばれた場所にある原爆ドームと呼ばれた建築物から、人はなにを感じ、学んだのだろうか。
回り出した報復と復讐の歯車は止まらない。
何処かの国が星を何回も殺せる兵器を使ったことによりすべての国が躊躇うことなくその兵器を使い始める。
そこに国民の意見などない。
ただ世界で唯一その兵器の恐ろしさを知っていた島国は他国が奪えるようなリソースを持っていなかったというのと、害にも益にもならないということから攻撃の対象となることなく軽傷であった。
そしてそこは人類最後の唯一生きれる場所となった。
人類は3度の大戦を経てやっと気づいた。
その時にはもう全てが手遅れだった。
ほぼすべての大陸は草が生えぬ不毛の地になった
ほぼすべての海は生き物が生きることのできない状態になった。
牛も鶏も魚も野菜も、
もう人類は口に入れることができない。
火星や月をテラフォーミングする時間などない。
そもそもその島国にはそんなリソースはない。
そんな時代に6人の天才が生まれた。
6人は地球を10000年単位でのテラフォーミングする計画を立てた。
そして人体のコールドスリープを実現させた。
しかしこの時からすでに人に、世界に、変化が起こり始めていた。
いや、すでに起こっていた。
この6人の天才はその先駆けだったと言えるだろう。
生き残った人の中から選ばれた百万人がコールドスリープの機械に入った。
その大半は所謂金持ちという人種である。
機械に入ることのできなかった99.99%の人類が環境に耐えることができず死んでいった。
そして10000年の約束された時間を経て、
寝ていた選ばれし百万人が起きることになる。
しかし10000年前の天才たちは考えていなかった。
地獄のような環境を生き抜く人類が存在することを。
世界が天才たちが思い描いた世界とはまた少しずれた世界に変化していったことを。
しかし
環境が変わろうとも
時代が移ろうとも
人がいくら死のうとも
歴史にどれだけ刻まれようとも
人は学ぶことはなかった。
争いは繰り返され
人々は肌の色や生まれた地域という些細なことで対立する。
それは人が所謂、『超能力』と言うものを得たとしてもそれは変わることはなかった。
だが、その島国の中だけならば大きな争いは起こらなかっただろう
しかし皮肉なことに天才達のテラフォーミングは成功した。
そして人々はまたしても大陸へと渡り大陸ごとに国家を作った。
そして意味のない4度目の大戦が始まり、終わった。
結果は引き分け。
海上での最終決戦の際にその一帯がまるごと消滅したのだ。
科学者たちによると超能力同士の過干渉による大爆発ではないのか、とのこと。
まぁその科学者たちは超能力についてそもそも研究していないのでもっともらしいことを言っているだけだ。
つまり実質的には原因不明である。
また大戦で『選ばれた百万人』という歴史の生き証人は全て死ぬことになった。
なぜなら彼らは『超能力』なんて持っていないのだから。
10000年前の紙幣に力などないのだから。
そもそも環境に体が適応できなかったのだ。
死因の大半は放射線の過多によるもの。
実はまだ半減期を2回しか過ぎてなかったりする。
ちなみに現在の酸素濃度は約30%である。
金属製品の錆びるスピードが早くなった。
そして4度目の大戦が1年半ほどで終戦してから少しした麗らかな春の陽気が眩しい日。
とある島国のとある高等学校の入学式に、
とある女子の姿があった。
これは人類が超能力を得た世界で暮らす彼女とその周りの人々の日常に注目したものである。




