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寝た子が起きる時(上演中)

判りづらいとは思いますが

魔王?

役者

貴族

リップル

魔王?

役者

貴族

魔王?

の順に視点が変わっています

一番の無能はこんな文章にしかできない作者かもしれません


私が目を開いたとき、そこにいたのは、見たこともない男女二人だ

そのうちの片方の女性がニーナ・エンデルクと名乗った

なるほど、私を騙そうとするつもりらしい

でも、絶対に貴方にはわからないことが一つあるの

あなたはその難題まで演じ続けられるかしら




私はアドリブでニーナ・エンデルクという役を演じている

どもったりはできない

彼女にニーナ・エンデルクであると認識させなければ、ならないのだから

私は生きるために




私は苛立っていた

何故こんな小娘相手に、こんなに時間をかけねばならんのかと

さっさとしてほしいものだ

私の輝かしい未来の為に

貴様等は踏み台なのだから

踏み台は踏み台らしく

さっさと踏ませてほしいものだ




私-リップル-はまるでアドリブだけの舞台を見ているようだった

いや実際そうなのだろう

なにせ、終わりが決まっているのだから、どんなアドリブがあっても、結末は決して変わらないのだ

私達が観客としてここにいる時点で

ニーナしか答えられない問をニーナが答えて終わりなのだから




さて、少し前から見始めた観客の一人が首を上下に降り始めた

懐かしかったよ

いつも眠い目をこすっていた妹たちを見ているようだった

さて、懐かしさに浸るのは止めて、そろそろ終章に向かおうではないか

「では、最後の問だ。キチンと答えられたら、お前をエンデルクを名乗る者と認めよう」

「………」

「あなたの兄の名前は、なんという。妹なら答えて当然だよね」

「……「忘れた、なんて絶対に言わせない、それにあなたがどんなにニーナ・エンデルクに近づいたとしても「ライル・エンデルク」ほら、本物がいる限り、あなたはニーナ・エンデルクではないんだよ」……」




なんて茶番だ。私は実在する人物を演じていたのだ

私は役者だ

役者がどんなに役を演じてもそれは、役でしかない

本物に1%届かなかった。ただ、それだけなんだろう




「…ッ!クソッ!なんなんだおまえらは一体!私の邪魔ばかりしおって、本物だと?!本物ならばここにいるではないか!…おい、なんだその目は、やめろ!私は、私は無能じゃない。無能じゃないんだぁ」

私は叫んだ。己を否定する者達の視線を否定するために

「いいえ、あなたは無能です。あなたがどれほど自分を有能に見せようと、はじめから成立するはずのないものをできると信じてしまったのだから」

その声は聞き覚えがあった

そんなバカな、そんなことはない

いくら否定してもそこにいたのだ。私を無能扱いしたあのガキが




やれやれ、これにて終了かな

なかなか把握しづらい上に

主人公が端役と化している件


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