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7.作業工程など幻想だ

 作業工程というものがある。


 要求仕様、機械設計、図面承認、電気設計、製作、組み立て、動作作成、試運転、N増しとバグ出し。


 それらをどういう期間で進めるか。

 きれいに整理された計画表だ。


 しかし大抵、図面承認までの上流工程で全製作期間の半分以上を持ってかれる。

 ロボット動作はというと——電気が入って一週間での完成を要求される。

 あるあるだ。


 しかし、一週間で出来るわけがない。

 何故ならロボットが動き出してから初めて、機械設計の修正箇所が洗い出されるからだ。


 事前にシミュレーションすればいい?

 設計過程でコロコロ変わる機械図面を全て追えるわけもない。


 そうして納期までに部品作り替えが数回発生し、ロボット動作はいつまで経っても定まらない。


 それでもどうにか出荷出来ても、現場には新たな問題が潜んでいる。


 想定通りに進むことの方が、むしろ稀なのだ。

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