第四十二章 研究施設での潜入ドタバタ作戦!銀河警察巻き込み劇
銀河警察の依頼で潜入調査を任されたキャプテン・アストラたち。舞台は銀河屈指の巨大研究施設。だが、クルーたちが関われば、潜入作戦はもちろんドタバタ大騒動に……!?
惑星軌道上に浮かぶ研究施設「アーク・ラボラトリ」。銀河でも最先端の科学技術が集まる場所だ。
「ここに犯罪者が潜伏し、研究成果を盗もうとしている」――そう銀河警察から依頼を受け、アストラたちは潜入を開始した。
「静かに、目立たないように行動して」リーナが低い声で言う。
「もちろんさ!僕の発明品で完璧に隠密行動だ!」カイが胸を張る。
「その時点で失敗フラグよね……」マリナが冷静に突っ込む。
「作戦は計画通りに!……いや、偶然で突破でもいいか!」アストラはいつも通り前向きだ。
潜入は順調に思えた。だが、カイの発明した「静音シューズ」が突然ギィィと奇怪な音を立て、廊下に響き渡る。
「えっ!?なんで鳴ったの!?今まで静かだったのに!」カイが慌てる。
「静音の逆効果じゃない!」リーナが小声で叱る。
その音で警備ロボットが反応、通路を塞いだ。
「仕方ない、突破するぞ!」アストラが号令をかける。
リーナは電磁コードでロボットを翻弄し、カイは誤作動を起こした発明品を逆に利用して煙幕を発生。マリナは施設のシステムをハッキングし、別ルートを即座に導き出した。
「こっちよ、急いで!」マリナの声に従い、全員は研究室エリアに突入。そこに潜んでいたのは、研究成果を盗み出そうとする密輸団の姿だった。
「よし、現行犯逮捕だ!」
だが、警察も同時に突入してきて、現場はカオスに。
「こちら銀河警察!動くな!」
「そっちこそ邪魔するな!」アストラと警察が同時に叫ぶ。
密輸団は慌てて逃走、研究装置をひっくり返す。爆音と煙、研究データが空中を舞い、施設全体が混乱状態に。
「また巻き込まれドタバタ展開ね……」リーナが頭を抱える。
だが、カイの偶然の発明品が暴発し、磁力が発生。逃げようとした密輸団全員が金属製の通路にピタリと張り付いて動けなくなった。
「僕の発明品、大成功だ!」
「結果オーライってやつね……」マリナは苦笑。
事件はこうして解決。研究成果も守られ、銀河警察はアストラたちに感謝……というより「また騒動を起こしたな」と複雑な顔をした。
「偶然と爆笑、そして任務完了!」アストラが胸を張る。
「もうドタバタはお腹いっぱいなんだけど……」リーナがため息をつく。
「いやいや、これが僕たちの伝説の形さ!」
こうしてノヴァ・リュミエール号は再び旅立ち、次なる事件に巻き込まれていく。
研究施設での潜入作戦は、静粛さとは無縁のドタバタ大騒動となった。しかし最終的には密輸団を捕まえ、成果を守ることに成功。キャプテン・アストラたちの伝説はまた一つ増えた。
次章では、宇宙港での再大混乱、浮遊都市での追跡劇、そして市場でのドタバタ劇が待ち受ける。笑撃と偶然の銀河大乱舞は、止まることを知らない!




