お祭り計画です
雪解け祭が間近に迫る木曜日。
裕佳梨たちは雪解け祭を盛り上げるために成功させるためにぼらんてぃあぶっ♪として活動をすることにした
……。
木曜日。
"図書室"
「ごめんごめーん。おまたせしたねー♪」
後ろから声が聞こえてくる。みんなは振り返る。琴音紗凪先生だ。
一応。部活動としては初めて会う杏果は少しびっくりしながらも声をかける。
「あ、わたしもぼらんてぃあぶっ♪にはいることにしました。小鳥遊杏果です。」
琴音先生は笑いながら応える
「はいはーい!よろしくねー♪ んでー、きょーは何をしてるのかなー?」
一応、これでも先生だ。今日の活動内容について聞いていた。
今日は昨日の雪解け祭の話のつづきだ。
一応、来週の予定である雪解け祭。春の訪れを祝うお祭りで雪が溶け、草花が芽吹き、気持ちいい風が吹くこの季節に行うお祭り。毎年、この時期はいろんなところから人がやってくる。そのおかげかお祭りとしてもそれなりに大きなものを催す。屋台が出たり、ちょっとした町のイベントをしたり。学園側もこのお祭りには全力で。文化祭前のお祭りなのに文化祭みたいに賑わう。学園側でもちょっとしたイベントや屋台を出す。
そのためか平日も学園としての役割はお休みだ。だけど、お祭りをして一週間雪解け祭をせいこう。町全体がお祭りをせいこうからこそたくさんのひとがきてくれているのかもしれない。
今年はそのまとめ役側にまわらなくてはならない。と、いってもたくさんのグループがある中で小さいまとめ役ではあるんだけど。
私たちはそのまとめ役をやろうと思った。
でも、親に断られた。
なんでも
「子供は遊ぶのが仕事なのよ?学園側の屋台の仕事ならともかく、チラシ配りだけで町内の役員はおわりでいいのっ」
と、怒られてしまった。
だから、まとめ役はやらない。でも、普通に遊ぶこともしないっ。だって、せっかくの部活動だもんっ。だから、わたしたちは遊ぶのはもちろんだけど、祭をせいこうことに力を入れようと思うのっ。
「お祭りをせいこう…ですか…。そんなことこの5人でできるのでしょうか…」
凛菜は呟いた。
それを聞いた杏果も呟く
「そうですよね。わたしたちだけではどうしても無理があるとしか…。ね、ねぇ?もえちゃん。もえちゃんはどう思う?」
萌香に尋ねる
「え?わたしー?んー。ユカのやりたいようにするのが一番だけどー、何するか決まってないからねー」
萌香は頭を抱えてしまう
すると、奏多が話す
「だったら、お祭りをせいこうためにも盛大に遊ぶのはどうですの?例えば屋台で並ぶふりをするとか。そうすれば、きっとそれをみている他の人も気になってみに来たりすると思いますわ」
いわゆるさくらだろうか…。
(ううん。違うよね。お祭りを楽しむだけだもん。少しグレーな色してる気がするけど…それがいいかも…)
そんなことを考えていると杏果が口を出した。
「そんなことしても盛り上がらないと思うわよっ。結局、そんなことして盛り上げても意味ないじゃない?」
確かにその通りだ。一瞬は盛り上がるかもしれない…でもそれは…なんかいやだ。
だけど、そうなるとまた振り出しに戻るわけで…
「うーん…」
再びみんなは頭を抱える。
お祭りを成功させるためにはどうすればいいのか…。結局その日は話がまとまらなかった。
雪解け祭編スタートです




