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青春謳歌  作者: 人知らず
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さらに裏を

「サカイさん」


「ハイ、なんでしょう副会長」


俺の名前は坂井さかいこう高校1年の裏生徒会役員だ。

いつもはやることがないので一般生徒と同じようにしているが今は生徒会との対決に参加している。

俺達、裏生徒会警察は副会長の指示で職員室に集まっている。


「今からあなたが裏生徒会警察の司令塔です」


「し・・司令塔ですか?」


役員の中でも地味な俺が司令塔なんて・・・・出世のチャンスじゃないか!


「そうです。あなたには私の指令をメンバー全員に知らせてもらいますがいいですね?」


「ハイ、副会長」


ここで活躍すれば2年になったとき役職に就けるかもしれない

ここは副会長の指示に従って失敗なくやるのがベスト!


「ならば警察のメンバーを何人か連れて生徒会どろぼうを捜しに行きなさい」


「ハイ、必ず生徒会の連中を捕まえて見せます」


さて、行くか!

俺は同じ裏生徒会警察のメンバー3人を連れて職員室を後にした。


一緒に行動するメンバーはどいつも顔見知りばかりだ。


「これからどうすんのさ指令塔」


「お前・・・・馬鹿にしてないか?」


「馬鹿になんかしてないけど?」


「・・・・・・」


このむかつくことをいってくるやつの名前は門倉かどくら八重やえ

男の制服を着ているがれっきとした女で何故男の制服を着ているかといえばこいつの家がすっごく貧乏で服を買うお金がなかったからだそうだ。

ちなみにこの制服は兄のおさがりらしい。

こいつとは小学校の時からの中でいわゆる幼馴染って奴だ。

中学の時は一緒に悪をやってて俺の一番の親友だ。


「・・・・・・・・生徒会・・・・捕まえる」


「お!珍しく気合が入ってるじゃないか奈津」


「・・・・・・・・別に」


「恥ずかしがるなって」


「・・・・・・・」


この無口なやつは倉田くらた奈津なつ

口調からも分かるように物静かな奴で人見知りなやつだ。

こいつとは中学の時からの知り合いで八重が無理やり知り合わせたという変な関係

今ではこいつとも仲良くなり親友になっている。

最近、急に不機嫌になったりしょげたりするようになり困っている。


八重も奈津もかなり可愛いと思うのだが彼氏はいない

顔が良いだけに彼氏のハードルも高いんだろうな


「それにしてもケイドロか~若い頃はよくしたもんだな」


「オッサンか!!」


「オッサンではない永遠の56歳だ」


「結局オッサンじゃねぇか!!」


この見た目はオッサン頭もオッサンのやつは立見たつみ宗也そうや

これでも俺と同じ高校1年だ。

俺が中学で悪やってたときに唯一はなしかけてきてくれたのが最初だった。

今では一番の男友達だ。

ちなみに自称永遠の56歳だそうだ。


「でほんとにどうすんのさ」


「とりあえず副会長の指示があるまで待機だな」


「待機だって?そんなのいやだねあたしは生徒会のやつを捜しに行くよ」


「やめとけってお前じゃ返り討ちにあうだけだ」


「そんな事言ったてさ」


「とにかく副会長の指示に」


その時


ウォーーーン


突然サイレンが鳴り始めた


「なになに?」


「落ち着けって八重」


「この状況で落ち着けっていうの?」


「ああそうだ」


「でも」


「いいから俺を信じろって」


「・・・わかったよ」


「よし!」


物分りがよくなったのは良い傾向だな


「・・・・・・・・・・ずるい」


「ん?奈津なんか言ったか?」



「・・・・・・」


無言って!なんか答えてよ


「いや~公はモテモテだな」


「はぁ?どこがだよ」


「まあまあ照れるなって」


「照れてねぇし」


この状況のどこがモテてるって言うんだよ!


「とにかく副会長に連絡しとけって」


「わかってるさ」


そして俺は携帯を取り出し

え~と・・・・・あった!『ナルシスト』に発信!

ところで思ったんだが俺っていらなくね?

第36話いかがだったでしょうか?

今回出てきた坂井ですがこの小説のサブ主人公の一人となっています。

公と八重そして奈津がどのように物語に入ってくるのかに注目してくださいね

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