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薪・太陽・結婚式

キャンプファイヤーで使う薪を手に、私は真夏の太陽を見上げた。

隣であなたは淡々と作業を続けている。


親友の彼氏、だなんて微妙な関係だよね。


「俺と結婚してくれ」

真剣な眼差しに、心臓が跳ねる。


「ば~か、お前じゃないって。ちょっと練習させてくれ」

彼は私の髪をくしゃっと撫でた。

「お前も早くいい人みつけろよ」

彼は背を向け、ひらひらと手を振った。


二人の結婚式では、友人代表としてぜひ、中島みゆきを熱唱したいと思う。


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