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【第三章】第三十三部分

「そんな落ち込んでいる場合じゃないでしょ!次はどうするのよ?」

「それはこの小蛇が腹を空かせておれば勝手にやることじゃ。」

 白い蛇は、体の半分を立ち上げて、遠い海の方向を見て、口を開けた。

「小蛇は何をしようとしているの?」

「やはりこうするんじゃな。」

「みあにも小蛇がやることがわかるよ。」

「どうしてアタシだけがわからないのよ!」

白い蛇が向いている先には夢の島があった。そこでは小さな地震のような振動があった。

夢の島のゴミが動き出したのである。

ゴミは地中から長くて白っぽいものがタケノコのように生えてきた。

それはマネキン人形の足だった。いやそれは人間の死体の足だった。

その足からは何やら靄っとした空気のようなものが漂って、そのまま和人たちの学校の

方に向かっていった。

「よし。来た来た。これを吸い込むんじゃ。」

夢の島から流れてきたモヤモヤはそのまま白い蛇の口に収まっていく。夢の島には多数のマネキン人形、いや人間の死体が埋められており、相当な数のモヤモヤが白い蛇の体内に入っていった。

白い蛇はだんだん人間のような形状となっていく。

「・・・。うう。あれ?ボクはいったい何をしていたんだ?」

「ヤマナシケン!!!」

「お兄ちゃん!!!」

ふたりが同時に和人に痛烈なハグ展開。

「苦しいよ!咲良様、実亜里!」

 天使ふたりは喋ることなく、ひたすら泣き続けていた。

憑代よりしろがあったから、タダの人間は元の姿に戻ることができたんじゃな。偶然なのか、幸運なのか、わからんがのう。まあ、結果オーライじゃ。タダの人間を助けたのは、休戦条約を強引に締結させた時の、天界との約束じゃからな。」

 優しい視線を送るおジャ魔腐女どれみは、穏やかな表情をいつまでも保っていた。



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