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エピローグ
こちらは天界の議会議事堂。魔界と造りは一緒である。
ひときわ大きな白い羽を下ろした天使が窓から外を眺めている。
白い髪は長く、腰まで伸びている。白い睫毛も魅惑的なほどに長く、やや切れ長の金色の瞳が眩いほど輝いている。水蜜桃のような唇は見た瞬間に奪いたくなるような衝動さえ覚えてしまう。
「今回は、閻魔女王がわざわざアタマを下げてきたし、それに免じて折れたけど、次はわからないわ。ビッグバンがあっても、天界復活なんてカンタンなのに、ちょっと余計なことをしてくれたかしら。それに休戦条約に反対する勢力がたくさんいるのは魔界も天界も同じなのよ。それにしても、木賀世和人くんの時間質量はすごいわね。使っても使っても補充して復活するという永久期間だったとはね。私の娘、咲良カエルの到級リミッターを解除して、ふたりを合わせたら、軍事力でも魔界を完全に凌駕することができるわ。これを今後の交渉材料に使わない手はないわね。人間界の核兵器のように、天界の抑止力としてね。フフフ。」
咲良の母である天使の笑い声は広い部屋中にこだましていた。




