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当日

受験当日。

つい最近まで残り2ヶ月だったはずだがもう当日。

ガタンガタンと揺れる電車。

こんな時でも考えることがある。

あと十数年あるとは言ってももう6歳。

こっから時間が経つのは体感的には遅くなっていく。

それでも刻一刻と近づいている。

時間を一秒も無駄には出来ない。

両親とはちゃんと話せている。

死ぬ直前私が声にしたことは出来ている。

あとはこの未来を変えるのみ。

それだけだ。

『あー間もなく電車止まります。〇〇学園前〇〇学園前〜お出口は右側です』

そんなことを考えている間に私が降りる駅だ。

「うーん」

電車を降りて伸びをした。

周りには私と同じくらいの年の子やその子の親らしい人などたくさんの人がいた。

改札を抜け、信号を渡り、受付に行って階段を登り

受験会場へ……

グハッ!!!

シリアスな展開からの不意打ち瑠奈様&飛鳥様はヤバい!これは……死ぬ!!

吸って〜吐いて〜吸って〜ふぅ焦るな……

だってこれから関わる機会はたくさんあるのだから。 

10:23試験が始まるのは10:30からだからあと7分。

周りには必死に復習してる人深呼吸してる人。

いろいろな人がいるけれど瑠奈様たちは何もしてない

私も何もしてない。

あと3分。

カップ麺食べれるなとは言えない。

なぜならお湯を沸かし、麺が柔らかくなるのを待ち、食事をする。

これを3分でできる猛者などいない。

3分飯とは言っても3分飯じゃないのだ。

カップ麺のことを考えているうちにあと1分。

なんだか時間経つのが遅い。

3、2、1!

ガラッ

ご丁寧に時間ぴったりに試験監督が入ってきた。

「おはようございます。私は試験監督の山田と申します。皆さんの机においてあるプリントは……」

自己紹介をして説明をする。

普通の受験と変わりない。

いつまで続くのか分からないつまらない話を延々とされてようやく試験が始まった。

「それでは試験を始めます。制限時間は60分。では始め!」

カリカリカリカリ

試験監督の合図とともに一斉にシャーペンの音が会場に広がった。

名前を書き、文章を読み、問題に答え、いたって普通の受験。

それが普通の受験…… 

なのだが始まってもほとんど書く音がしない。

わずかに書く音は聞こえるが……それだけレベルが高いということなのだろうか。

瑠奈様は私の後ろの席に座っている。

カリカリカリカリ

どうやらきちんと答えられているようだ。

私もわからない問題はない。

きっと合格する。

私のおそらくという不確定なものは確信に変わった。

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