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想像力皆無な世界で私と後輩、二人で現代知識を駆使してのんびり3年間を過ごしたいだけなんだけど!?【連載改稿版】  作者: 菜乃花 薫
異世界道中の、はじまりはじまり

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第84話「龍の話と連絡手段」

「結局、ドラゴンと龍って種族として一緒なのでしょうか?

違うのでしょうか?」


ヴェルーリアが結論を聞きたがった


「ドラゴンはルカ達で初めて見たけど

こっちは伝説で語られてる姿形そっくりだったと思う

能力的には差異があるかもしれないけど

阿部ちゃんも二人の元の姿みたら

ドラゴンって判断するよね?」


腕組みして

「あの姿がドラゴンでないっていう人が居たら

私が滔々と説教して差し上げますよ」


「だそうですよ

で、龍はどちらかと言えば神の化身だとか

とかくいろんな話があるけど

地域差以上に生物として違うように感じるよね」


「確かに

蛇が水に入ったら龍になったり

鯉が滝を昇って龍になったりとか

いろんな話ありますしね

ドラゴンってそういった話聞かない気がします」


「それと地方によっては湖の主だとか

おっさんとかお姫様が水に身を投げて龍になった、なんて

とにかくいろんな出自があるのが龍、だよね」


「結局、謎が多いのが龍なのかの?」


当のドラゴンであるルカがそう言うが

私らからすればドラゴンも相当だぞ?

おまけに人化するって、ファンタジーが過ぎる


「それがわからんから、襲ってくる行動原理も理解できない

対症療法となるけどとにかく来たら叩き潰す努力をする

ってことくらいしか思い浮かばないよ」


みんな、考え込んでしまう


「あと、留守番をしいてるフレイアとカホルが

何か知らないか聞いてみようか」


通信を入れて事情を話す


〈ドラゴンはルカ殿達を見ると

正直思っていたより気さくで怖いというより

いろいろご教示いただきたいと思った次第でした〉


そう言った後


〈・・・・・出来れば倒して

食べてみたかったのですけどね〉


ぼそっと呟いたのも聞こえているよ、フレイアさん?


〈わたくしはその龍?とやらに似た話を

聞いたことがあります

【世界】の果てにある山を越えてやってきた、という

とてつもなく長くて大きな言葉を話す蛇

というのがそれに近い気がします〉

ここに来て新情報をぶっこんでくるカホル


「山、っていうのはこの【世界】と隣の【世界】との

境にあるって奴かな?」


〈そうだと思います

ただ、普通にその山は越えられるものではないので

おとぎ話だとばかり思っていました〉


ふむ、それでもなにかで類似した現象があったと

いうことなのだろうかね


話がまとまったら改めて連絡し

それまでは町の面倒を見ておいてもらうようお願いする


「さて、そうなると長老や最長老でその辺含めて

知っている人が居ないかは

確認して貰った方がいいだろうね

並行して町の防御能力向上

続いて龍の里のほうも同じくやっていこうか」


ニールにはドラゴンの里に戻り、対策の返答と

ここで話をした内容を伝えるようお願いする


ついでに、と言っては何だがクリエイトした通信機を8台

持っていって全ての里に配ってもらう


ビーコンマーカーと同じものが組み込んであるので

移動軌跡も確認できるようにする


通信機の使い方も教えておいたので大丈夫だろう

ニール自身もゴーグルで通信できるので

配置できれば龍神族だけでも連絡が取れるから便利かな


さて、問題は龍?の対処方法か

ルカの時使ったチェーンや

マイカの時に使ったスパイダーネットでの緊縛捕獲

イレース弾による攻撃

爆裂音による威嚇などが今までの実績なんだよね

あとはスモークと催涙弾くらいか


龍の素性を調べるには捕獲が一番だろうけど

チェーン単体では弱い気がする


おまけに今度は龍の里それぞれで使えるものでなければ

意味がない


命名前のニールのように任意で人化できればいいんだけど

そうでなければ「ドラゴンが扱える武器」である必要も出てくるんだよね


「ルカ?」


「なんじゃ?旦那様?」


「ドラゴンって、私らが使ってる道具を使うことあるのかな?」


「ないぞ?」


即答だった


まあ、それはそうだろう

曲がりなりにも自他共に地上最強と言うだろうからね


待て

そうなると通信機、使えなくないか?

あれ、人サイズで作ったけど若いから人化できない

ってニールが群れのドラゴンを評してたよな


「大丈夫じゃよ、ある程度の歳ならば

余程でなければ人化できるのじゃ

少なくとも里ごとに1人か2人は居るはずじゃ

人化が出来るならある程度の知識や経験がある

そ奴等に通信機の使い方を教えることになるじゃろ」


それはなにより


でも、ルカ達の里に使い方を理解して

他の里の者に教えることが出来るのっているのかね


居なければニールが飛び回る羽目になるんじゃ?


「まあ、ニールが動いたほうが箔も付いて話が早いじゃろうて」


ニールを見ると、少々げんなりした顔をしてた

ご面倒おかけします

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