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この世界、モノづくりも名前もお風呂もありません。だから後輩といっしょに、魔術開発と現代知識で雑貨から兵器まで作り放題の3年間をのんびり送ります【連載改稿版】  作者: 事業開発室長
異世界道中の、はじまりはじまり

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第32話「後輩ちゃんと私の武器」

フル装備でごつくなったフレイアとアウラムを送り出す


続いて阿部ちゃんにも武器を選んで貰おうと思ったところで

ふと、彼女の趣味を思い出して武器を製作:(クリエイト:)する


「阿部ちゃん、これ使う?」

弓と矢筒に入った矢、それに胸当てを渡す


「さっすが先輩!覚えてくれてたんですね」


そりゃそうだ

「君、練習の後にごはん行くぞ!って呼び出して

一緒に出掛けてるじゃないか」


細かいサイズやら仕様はよく解からないが

練習後に見た弓矢をイメージして

サイズその他は弥生さんが補完してくれたらしい


「胸当てまで作ってるって、エッチですね先輩」


「弦が当たって痛いから必須なんですよ!とか

力説してたのは君でしょうが!!」


「そんなことだけ覚えてる方がエッチですよー」


こいつ、どうしてくれよう

後ろでカホルが笑っているよ


それはさておき


武器としては西洋弓やボウガンとかもあるんだけど

やっぱり使い慣れた奴がいいだろうと思って弓を造った


だけど、こいつも大概おかしい


普通、弓って

「しなりながら矢が飛ぶ」から直進しないらしい

おまけに矢羽の空気抵抗やら

射出時の矢の当たりがあったりなんだとか

更に空気抵抗や風、重力なんか要件が

いろいろあると読んだ記憶がある


うろ覚えだけど

『結局、外乱要因がなきゃまっすぐ飛ぶんだろ』

ってことで、カホルのレールガンと同じ仕様にしてある


つがえた時、位置決めや弦に接触出来ないと構えられないから

矢と弦には、その間だけ極小の摩擦を起こすようにしてある


常時摩擦ゼロだと、持つことすらできないからね


矢に付与した魔法で空力的な外乱要因も無いから

本来、矢羽根すら不要なくらいだ


そのうち矢も自動生成するようにしてみようか?

いっそのこと矢そのものが不要とか?


あとは魔法付与も可能

毒矢とか火矢とか

ろくでもないものしか思い浮かばないけど

そこまでやると、それこそやりすぎか


私?

私はロマンと言ったらビーム剣!

と思ったけどシンプルな武器を作った


取り出したのは竹刀

中学高校でやってただけの剣道

普段使ってた竹刀を再構築したやつだ


こいつの特徴はただ一つ

竹刀の癖に破壊不可能

防御も攻撃もこれ一つで完結する接近戦特化


みんなには殺傷能力ある武器を渡したけど、

応戦できずに怪我して欲しくないからと

強い武器用意したんだよね


まあ、今の時点であんな強力な鉾と盾を渡す必要

なかったかもしれないけど、やっぱりみんな女の子

危険に向かうなら、最大の安全策を取りたかったんだよね


飛び道具やトンデモ属性てんこ盛りなのは

寄らば倒す、を迅速にできるようにってだけで


そういう自分は単純明快、ただただぶっ壊れない武器

攻撃力はそんなにないし防御力も技量次第

やっぱガッチガチの近接で実戦経験踏んでなんぼでしょ


無双武器はその後で色々試すから、当面は修行

まあ、そんな事態にならないかもしれないけどね


平和が一番、なんだから

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