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想像力皆無な世界で私と後輩、二人で現代知識を駆使してのんびり3年間を過ごしたいだけなんだけど!?【連載改稿版】  作者: 菜乃花 薫
異世界道中の、はじまりはじまり

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123/124

第123話「名前、披露」

てれてれてってってー♪


2回目の「昨夜はお楽しみでしたね」が聞こえてる気がする


まあ、女性との添い寝には添い寝の良さがあるのは

否定しない


相手が超絶美女、それも女神様ってんだから


寝相が良ければ尚良いのだが、

昨日と違って大人しい寝相の彼女は

七色の神気を放ったまま寝入ってしまった


瞼の裏を通して

ずっとクラブの派手な照明が見える中では、

流石にきちんとは眠れなかった


アルテミスが


「君を寝かせないよぉ」


と言ってたのはこっちの意味だったのか


今日以降も同衾するつもりなら神気を消してもらわんと、

寝不足で倒れるかもしれん


例えるのも難しいくらい、

可愛い顔で寝ているアルテミスを起こして1階に向かう


「おはよう」


こっちを見たみんなが挨拶もそこそこに

アルテミスを取り囲む


「女神様?お姿が変わられていますが??」


「なんで大きくなってるのじゃ??」


「昨晩二人でなにをされたんですかぁ???」


「なんか神気がいろいろ変化してるのはなぜ??」


などなど、もう収集が付かない


女子中高生か!


落ち着いている白夜に声をかけて

とりあえずコーヒーを頼んで座る。


「旦那様?女神様に何をしたんじゃ??」


「もしかしてなにかあったとかでしょうか?」


喰ってかかられてるってことは、

彼女説明してないな??


《君から説明してもらってもいいかなぁ?》


なんで恥ずかしがってんの?


《神託まで出して人払いしたのに、

なにもしてなかったって知られると

なんとなく恥ずかしいじゃあないかぁ》


かえって誤解を招いてるっての!

まったく


手を打ち鳴らして注目を集める

「改めて説明するよ

女神様から頼まれて昨夜【名前】を付けさせて貰った

今日から女神様は【アルテミス】と名乗るので

覚えておいて欲しい」


呆気にとられたメイド隊以外の面々


数秒後

「おめでとうございます!アルテミス様!!」

拍手喝采、なんだこの熱狂ぶりは??


『報告します

神の真なる【命名】は初の試みであったらしく、

【世界辞書】に新規に項目が作られました

【神の真名】だそうです』


聞いたことも見たこともないことが起きたってか


アルテミスもまんざらじゃなさそうだな

なんか優雅に手を振ってるぞ?


「旦那様、これまた凄いことをしたものじゃの」


エメロードが呆れ交じりの声をかけてくる


「とうとう神にまで【名前】を付けるとは、

恐れを知らぬというか豪胆と言うか・・・」


「いやいや、懇願されてつけたわけですけど?」


「それでもじゃよ。

普通は恐れ多くて付けられんじゃろうに」


遠回しにディスられてる?


「しかし凄いですね、神気というものは

昨日初めて拝見したばかりですが、

それがあそこまで変わるとは」


フレイアは感心しきり


「昨晩お風呂から就寝までの間

ずっとご一緒させて頂きましたが、

神々しさも増して美しさも限りなくなっていますね

【命名】で女神様がここまで変わるとは、凄いものです

貴重な出来事にご一緒出来て光栄です」


「そうだろうね、この【世界】初の出来事らしいから

初めて見る人ばかりのはずだよ」


「ケイ殿はまた添い寝されたのですよね?

今日は私もお誘いいただけないでしょうか?」


フレイアさん?


「え!私も僕ですから当然お呼ばれしたいのですけど、

いいですよね?ご主人様?」


ヴェルーリアさん?


「今日こそは我も一緒に寝たいのじゃ?」


のじゃロリさん?

もとい、ルカさん?


「君達、変化したアルテミスとの

濃厚接触が目的なんでしょ?」


これは・・・ベッドもう一つ用意したら

アルテミスと添い寝してくれるんじゃないかな?


《ボクは()()()と一緒に寝るに

決まってるだろぉ?》


待て、アルテミスまで私を旦那様呼びするつもりか?


《番うって決めたんだからさぁ、当然だよぉ》


町に戻った時を考えると頭が痛いよ


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