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想像力皆無な世界で私と後輩、二人で現代知識を駆使してのんびり3年間を過ごしたいだけなんだけど!?【連載改稿版】  作者: 菜乃花 薫
異世界道中の、はじまりはじまり

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第117話「里長会議 その2」

〈わしのところはすぐに向かおう〉


1匹のドラゴンが賛同する


〈わしもだ〉


〈こちらも伺おう〉


何匹かが続く


ドラゴンの区別は私には無理だから、

エメロードとニールに覚えてもらう


よく考えたらまだ議事録作れないんだよね、この【世界】

文字文化がないんだもの


「旦那様、すべての里が来ることに賛同しました」


メモ取らなくてもよかったか


「わかった、ありがとう」


画面を見直して


「では、なるべく早くそちらを出てもらい、

エメロードの里に来られるのを待っている

もし都合がつかず時間がかかるようならば

代理の者を手配して欲しい

ニールの話だと今からならどんなに遅くても夜になり、

また日が出るまでには着くはずだよな?

そこまで来ない場合はその里は助けが不要、

と思うことになるからそのつもりで」


エメロードを促し、会議を終了させる


「今、旦那様が言った通り

お互い助け合うつもりなら刻限を守ってくるように

うぬぼれるわけではないが、今のわしらはだいぶ強いぞ?

実際にそれを見て判断するがよい」


全体通信はこれで終わる


「だいぶ強気でしゃべっちゃったけど、よかったかな?」


エメロード達に聞いてみる


「うむ、実際わしらは旦那様の考えに従っておる

あれくらい言ってもなにも問題なかろうて」


「しかし、ニールがあそこまで怒るとは驚いたのじゃ

まあ、ニールが言わなければ我が怒鳴ってたのじゃ」


気が強すぎるよ、君達


「いやぁ、通信ってのは便利だねぇ

顔を見ながら話が出来るって凄いものだよぉ

ボクらも欲しいくらいだねぇ」


〈あれ?その声と喋り方は女神様ですか?〉


「やあ、アヤノ君?

いろいろあって君の番のケイ君のところで

お世話になってるんだよぉ」


〈ええっ?そんな簡単に現世に来ていいんですか?

転生もののお約束って女神様は最初だけとか、

途中でちょっかいかける女神様って

禄でもないことしかしないとか多いですよ?〉


「君、随分偏った知識持ってるねぇ?

ボクは単純に楽しそうだから遊びに来ただけさぁ

ご飯とお風呂、マッサージは

素晴らしいものだったからねぇ

ボクはこれだけでも十分さぁ」


〈マッサージ?

もしかしなくても先輩にしてもらったんですか?〉


「そうだよぉ、この【世界】にはなかったからねぇ」


〈先輩?私まだしてもらったことありませんよね?〉


「いや君、足裏マッサージは一度やったことあるよね?」


〈ああ、密室で先輩に無理矢理脱がされて

辱められた奴ですね〉


「人聞きの悪いこというな!

連日の〆作業でぐったりしてたから提案したら

頼まれただけじゃないか

しかも密室で脱がされたって、

私の車の中で靴と靴下脱がされただけだったろ?」


〈そうでしたっけ?〉


「君、そっち戻ったら折檻決定ね

ご希望通り足つぼ押して悶絶させてあげるから」




「まあ、これであとは他の里からくるのを待つだけかの?」


「他の里長がちゃんと協力的なら

メイド隊の配備もしたいところなんだけどね」


「メイド隊と言うのはここにおるメイド達か?」


「いや、阿部ちゃんのところに二十数名居るんだよ、

ルカと対等な戦闘レベルの力を持ってるのが

2名ずつ各里に着いてもらって

防衛に当たらせようと思ってたんだけどね」


「もうそんなことまで考えて手配しておったのか

それは心強いじゃろうの」


「こっちに移動してもらう方が時間かかるから、

ここでの面談が終わったら町まで移動して

各里ごとに連れて行ってもらうってできるかな?」


「できるかな、ではなくさせるわ

文句つけるなら帰らせるだけよ」


エメロードがきっぱり言い切る


「ということで、阿部ちゃんと月詠には

各里に行けるようイニシャルで2名ずつ配備と、

そろそろ各里のマップが出来る頃合いだと思うから、

移動時間を含めた交代要員のシフト組んで貰えるかな?」


〈じゃあ、とりあえず配備要員決めておきますね

あと必要な作業ありますか?〉


「位置や距離が分からないから

移動手段をまだ決められないんだよね

そこからここまで

森の中を休憩しながらとはいえ

10時間以上かかってるから、

ATVじゃきつそう

移動手段は後で決めよう」


言い終わってふと思い出した


「そうそう、女神様が来てるから手隙のメイド達が居たら

ケーキの試作をいくつかしておいてもらえるかな?

流石にこっちにケーキの材料までは持ってきてないから、

そっちに戻り次第食べさせてあげたいんだよね

材料はいくら使っても

女神様が補充してくれるって約束取り付けたから、

無駄がない使い方に気を付けて使って欲しい」


画面の向こうでどよめきが起こる


〈先輩、メイド隊が多くなった分消費が早くて

どうしようか相談したほうがいいかも、

って言ってたんで助かります

何時からですか?〉


女神を見遣る


「あ、食事と風呂とマッサージに夢中で

すっかり忘れてたんだねぇ

じゃあ、今から契約通りってことで実行するよぉ」


「食糧庫を確認してきて」


メイド隊がリレー方式で動く

すぐ返事が返ってきた


〈パンパンに入ってるそうです、ありがとうございます〉


「なぁに、ケイ君と約束したしねぇ

それにけーきせっとも頼んでくれたから楽しみが増えたよぉ

まあ、ボクへのご褒美としてあとで

マッサージしてくれてもいいけどねぇ?」


「はいはい、やれってことですね?


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