第112話「一夜限りの無礼講?」
折角なら女神と二人で話したかったところだったけど
、仕方ないか
「ボクと二人っきりでなくて残念だったかなぁ?」
心を読んでる癖にしらじらしい
いくつか聞きたいこと
――恐らくこの【世界】の根幹に関わること―
をいくつか思い浮かべてみるが
《それらは禁則事項というか、ボクも知らないことなのさぁ
なにかしらあるんだろうけど教えようがないんだよぉ
ごめんねぇ》
やっぱり聞かれるとまずい話のようだし、
聞いても意味がなかったか
女神がダメなら改めてどうするか考えるか
「で?」
「で?ってなんだぁい?
女の子3人が遊びに来たんだからさぁ、
通路に立ちっぱなしで話するのもどうかと思うよねぇ?
部屋にいれておくれよぉ」
後の二人も頷いてるんですけど?
「はいはい、どうぞ」
「わぁ~い、ご主人様のお部屋だぁ~~」
ベッドにダイブするヴェルーリア
・・・・・子供かな?
「ついさっき作ったばかりで新品の部屋ですけども?」
「ご主人様の寝床に私の匂いを
たっぷり付けておきますから」
マーキングですか?
座るところもないので3人にはベッドに座ってもらって、
新たに椅子を作る
「ところで何をしに来たのかな?」
ストレートに聞いてみる
「夜、男の部屋に女が来るっていうのはさぁ、
決まってるよねぇ?」
挑発するようなしぐさと上目遣いの表情をしてくる
「どこで覚えるの、そういうの?」
「たまに現世を見たり、
他の神から聞いたりしてるんだよぉ」
なんか、10代女子みたいなムーブしてるな?
そもそも神の世界には恋愛だとか性交渉とかあるのかね?
《ふっ!神は超越しているからないけどさ、
無いからこそ興味はあるんだよぉ》
心の声に心の中で返事してきやがった
「お風呂ではのぼせてしまって
ゆっくりお話しできなかったので、
女神様からお誘い頂いたのもあって来てしまいました」
もじもじしながらしゃべり、ヴェルーリアが下を向いてる
「せっかくお誘いを、
それも女神様に頂きましたから
遠慮なくご一緒させていただきました!
こっちにはアヤノ殿もいらっしゃらないですし」
「・・・・・フレイアから見たら阿部ちゃん、怖いの?」
「いえ、そんなことはないのですが・・・・・
なんとなくケイ殿に近づくとアヤノ殿から圧を感じたので、遠慮してしまっていたのです、私ら」
「そうなの?」
「はい、たまに怖いときもありますけど、
なんとなーく私らが近寄りすぎると
気にされてたようでしたし・・・」
「少し訳あってメイド隊を作った時に手を握ったけど、
彼女に触ったのってせいぜいその程度だし、
それですら今までで数回しかないくらいだよ?
それで番だとか彼女だと思われるのはどうかねえ?」
「え?お二人って番ではないのですか?」
「ボクもこっちに二人で来たから君たちは
てっきり男女の仲だとばかり思ってたけどねぇ、
違ったのかぁい?」
阿部ちゃんが居る話だし
あんまり細かいところは言わない方がいいだろうけど…
「仲のいい先輩後輩、ってところかな?」
「先輩後輩?」
会社とかの概念がない世界だからな、
どう説明すればいいのか難しいな
上手く伝わったかどうかわからないけど、
納得はしてくれたみたい
「では、ご主人様と契っても
アヤノさんは問題ないですよね?」
「女の子が簡単に契るとかいうんじゃありません」
「むしろボクとしては君に頑張って貰いたいところだねぇ
ボクが番になってみても面白いかもねぇ?」
JC女神は楽しそうな表情で言い出す。
「こら、この【世界】の管理者たる女神が
一般人をからかうんじゃありません!」
「転生前、森の奥でずっと一人だったので
番とか営みとかも知識でしかしらないのですよ
賢者と言っても実戦経験が足りないのは
いかんともしがたいです
是非ご教授願えませんでしょうか?」
隣に君を推薦して転生させた張本人がいるんですけど?
それに経験が足りないからと求められても困る
・・・・・かな?
「女神の神託ってことで、
他の面々には今日この部屋に誰も来ないように
申し付けてあるんだよぉ」
怪しいほほえみを浮かべ、
まさに神のごとき荘厳さを纏ってJC駄女神が告げる
「さあ!女神であるボクが全てを許すからぁ!
今日は君が思った通り、
ボクらを好きにするがいいさぁ!!」
――何を張り切ってんだ?この人




