表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMORPG『藤谷葵ver.』  作者: 藤谷 葵


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/31

第二十話

 ゲームにログインして、早速おにおんぐらたんさんに、フレンドメッセージを送った。

 しばらくすると返事が返って来た。どうやら私がなかなか来なかったので、ソロで狩りをしていたらしい。街中のベンチに座り、足をぶらぶらさせて牛男が来るのを待つ。空を見上げると星空が広がっている。このゲームは現実時間とは違う流れで朝や夜がやってくる。今まではゲーム内では日中が多かったけど、めずらしく夜空を見ることが出来たので、思わず見とれてしまう。

 そこへおにおんぐらたんさんがやってきた。星空の綺麗さとオフ会の話が相まって、なんとなく赤面してしまう。まあ、赤面するようなことがあってもゲームだからそこまでは再現されていないのだけど。

「お待たせしました」

「いえいえ、私の方が待たせちゃいましたね。狩りどうでした?」

「この辺の敵は熱くて、斧が溶けちゃうんじゃないかと心配しちゃいましたよ。でも、流石に運営もそこまで鬼畜仕様にはしていないようですが」

 今現在いるのは火山エリア。敵の身体がマグマで出来ている。でも武器や防具が触れても熱で溶けちゃうということはないんだけどね。

 私がベンチから腰を上げようとする前に、おにおんぐらたんさんが私の隣に座ったので立ち上がるタイミングを逃した。そして距離が近い。

「……オフ会出来そうです?」

 普段獰猛そうな牛男の目が、純粋さに不安を交えたつぶらな瞳になっている。まるで捨て猫が飼って下さいと見上げて来ている気分だ。

「い、行きます!」

 雰囲気に飲まれて了承してしまった。まあいいか。見た目に反して紳士的そうだから、現実で会っても害はないであろう。それに自分の住んでいる所とは少し離れた所で会えばいいだけだし。

「どこで会いますか? 僕はどこでも良いですよ」

「ん~、池袋辺りとかどうです? あ、おにおんぐらたんさんが住んでいる所でしたっけ。他の所がいいですよね」

「僕は構いませんよ。それじゃあ池袋で。待ち合わせ場所はどこがいいです?」

「西武線の改札口を出たところがいいですね。あ、急行で行くので地上出口の方です」

「わかりました。ではオフ会の日を楽しみにしていますね。それと明日は仕事が朝早くからあるので、僕はもう落ちないといけません。せっかくアニエスさんが来てくれたのに、一緒に遊ぶ時間が無くて申し訳ない」

「いえいえ、私が遅れて来ただけですし。それに私も用事があるから丁度良かったです」

 この日は会話だけで解散となった。そしていよいよオフ会当日となった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ