僕を連続殺人犯にしてしまったのはDさんだと思うのです――前編
今回は長くなってしまったので前後編に分けます。また、多少残虐な言葉があるのでご注意ください。
おひさしブリーフ、ふっしーです。
偶然ようつべで見たラジコン動画にハマってしまい、この2か月ほどは時間の九割をラジコン製作に充てていました。
とんだ散財です。50万円くらいつぎ込んだでしょうか、なにせこの短期間で6台も作ってしまったのですから。そのうちハイエンドカーが2台。これは定価ですとシャーシだけで1台10万前後です。プロポもハイエンドですとシャーシに近いお値段です。まあプロポは一つで両方動くようにしたのですが。
やっとラジコン熱も落ち着いてきましたので久しぶりに帰ってまいりました。さてウォーミングアップもこれくらいにして本題に入りたいと思います。
みなさんは怖い夢をよく見ますか? 僕はある出来事をきっかけに犯罪者になる夢を見るようになりました。泥棒から殺人鬼までいろんな役をこなしてきました。
犯罪者になる。これは夢の中とはいえ、かなりの恐怖です。まあ当然ですね、夢の中だと夢だと気付かないのですから。
数か月前も人を殺した夢を見ました。「殺した」とは殺すシーンは見ないのです。見ず知らずの若い女性を殺してしまった場面から始まります。
僕は恐怖に震えます。しかし自首するなんて考えはこれっぽちも浮かびません。この死体をどうにかしないと。するとそこが実家近くの駅前であることに気づきます。そして駅前の広場にはユンボが1台置かれています。僕はそのユンボで死体を埋めるための穴を掘るのです。
ここで僕が連続殺人犯であるという設定が加わります。この場所に他に二人分の死体を埋めているという設定です。二人を殺したことを思い出す、とかではないのです。急に新たな設定が加わる感じです。
白骨が出てきたところで目が覚めました。
本当によかった、本当に夢でよかった。とあのときは本気で安堵しました。なにか重荷が下りた感じでした。
ではまず、そのきっかけを作ったであろうDさんの人となりからお話したいと思います。
僕が土木会社に入社した当時、Dさんは40代半ばから後半だったのではないでしょうか。仕事はできる人で現場が二つになると一方のリーダーになる人です。元自衛官ですが、やんちゃな若いころにはシ○ナーにも手を出していたそうです。「早よ年金が欲しい」が口癖の独身貴族でした。
Dさんは仕事が終わると直でパチンコに行き、閉店まで居座る、という生活を毎日していました。当然休みの日も昼飯を食べると行って閉店までいたそうです。きのうは何万勝った、何万負けたと毎日教えてくれました。
そんなパチンコ中毒のDさんがぱったりとパチンコを辞めたのです。
その原因は僕でした。僕が仕事にも慣れて、続けていたトレーニングもやめて暇な時間ができたのでネトゲでも始めようかとPCを買いました。
するとそれに刺激を受けたのか、DさんもPCを買ったのです。Dさんの義理の兄が古くからPCをやっていて、ちょっと古いものを安く譲ってもらったそうです。
PCを手に入れ、兄さんに教えてもらったDさんがまず取り組んだのはエロ画像の収集でした。プリントアウトしたものを毎日現場に持ってきてくれるのです。おかげでDさんのどストライクが金髪碧眼のナイスバディだとわかりました。
それから数日後の朝、仕事前にみんなで焚火にあたっているとDさんがポケットから財布を取りだし、中から1万円を抜き取りました。それを僕のほうに無言で突きだしました。
「おっ、小遣いかえ?」
誰かが冗談のように言いました。するとDさん、悪い顔でニヤっと笑って、
「よう出来とるだろ」
そうです。Dさんは1万円札をスキャンしてプリントアウトをしたのです。「捕まるでよ」と僕が言うと、
「いけるいける、裏に【見本】て書いたきん」
いやいかんだろ、と僕は思ったのですが所詮は他人事です。心の中にしまっておきました。
さて、まだ本題に入っていないのですが1500文字を超えてしまいました。なにより夜勤明けで限界です。誠に勝手ながら前後編に分けさせていただきます。
ご覧になってくださりありがとうございました。後編は書き上げ次第なるべく早く投稿しますので、どうぞよろしくお願いします。




