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孤児院の英雄  作者: 夜猫
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迷宮

王宮から出た俺は迷宮を攻略する為に一旦孤児院に戻っていた。


「本当に受けたのか?」

「あぁ。」


俺は頷く。


「なら俺も…」

「巫山戯んな。お前はこの孤児院を頼んだはずだが?」


ザールを睨むとザールは少し気まずそうにした。


「だが…1人で攻略は流石に…」

「俺が攻略出来ないと思ってんのか?出現したばかりの迷宮は階層も精々が10あるか無いかだ。」

「確かにそうだが…」


迷宮は年月が経つ事に階層が増えていく性質がある。

俺は溜息をつく。


「 俺もまだあちらのセカイには逝く訳には行かないからな。ヤバくなったら逃げるさ。じゃあな。頼んだぞ。」


俺は準備が終わり、孤児院を後にした。




俺が迷宮に着いた頃にはもう夜になっていた。


「朝行くか…」


迷宮に来ているのが1人なので見張りも自分がしなければいけない。

加えて迷宮の中でも神経を張り巡らし、睡眠は出来ない。

要するに最速で攻略しなければならなかった。

これが迷宮を1人で攻略する事の難しさだった。



山の間から太陽が見えてくる。


「さて、行くか。」


俺は迷宮の入口を潜った。


迷宮は10階事にボスがいる。

今回は全部で10階層しかないのでボスしかいないはずだ。

そのボスの強さによって迷宮の難易度が変わるがその強さによってボスが守っている宝のランクも変動する。


迷宮を進むと奥の方に蝙蝠の様な魔物が見えた。


「《火球》」


魔法を放つと見事命中し、魔物は燃え尽きた。

俺は燃え尽きた魔物を解体すると魔石を取り出す。

この魔石が魔物と呼ばれる所以だ。

逆に魔石が無ければ魔物では無い。


また暫く進むと今度は猫の様な魔物が見えた。

あちらもこちらに気づいた様で飛びかかってくる。

魔物の攻撃を杖で防御する。


「《風刃》」


魔法を唱えると魔物の腹を切り裂いた。

そしてまた魔石を取り出す。


遠くに階段が見えたので降りる。

無事ノワールは2階層に進めた。

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