23/34
問題
次に戦闘試験のために移動をしていた。
「こっちかな……?」
学校が思っているよりも広く少し迷子気味になっていた。
少し苦戦して会場へ着くとどうやら受験生全員が集まっているようだった。
流石腐っても冒険者の学校なだけあって体格に優れている人や唯ならぬ雰囲気を持つ人など様々だ。
人種も様々で人族も居ればエルフなど中々見ることの無い種族までいる。
俺は会場の真ん中に設置してある掲示板を見る。
そこには試験内容が書かれていた。
内容を纏めると試験はトーナメント戦。
負けたら終わりで復帰戦は無し。
武器は学校側が用意した木刀で戦う。
こんな感じの事が書いてあった。
「木刀でも死ぬ時は死ぬんだけどな……」
俺も師匠の所で修行していた頃は木刀以外に持たせて貰えなかった。
その時でさえ命の危機があった事は否めない。
「………これさ、勝てばロレスとか王子とか果てはレインにも当たるんじゃないか?」
俺が1番恐れていた事が起こったと言っても過言では無かった。
どの人物を倒しても問題になりそうだ。
王子を倒せば貴族サマを怒らせそうだ。
ロレスを倒せば『英雄の弟子】に勝った人になる。
レインは多分手加減無しで来る。そうするとかなりやばい……。
俺は少し顔を青くしながら必死に頭を働かせるのだった。




