第88話 アニメを作る
テレビ放送後、場所を変えて王様のヲタク部屋に三人は集まった。
「テレビ初放送の成功に乾杯」
「「乾杯」」
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「いやー、うまくいったでござるな」
「映画から、テレビに舵を切ったときは、大丈夫かとヒヤヒヤしたぞ」
「突貫工事の割には、うまくいったなぁ」
「テレビができたということは」
「ということは、でござる」
「「アニメ(だ)(ござる)」」
「おいおい、おまえら、そればかりだな」
「巨大ロボアニメとか作るでござるよ。ここは、異世界、著作権フリーでござる」
「おぉ、友よ!」
「アニメーターを育てないとだなぁ」
「ラノベ、マンガは、もう定着してるぞ」
「その中から、アニメ化するでござるよ」
「映画は、どうする?」
「演劇の舞台俳優と、台本家をそのまま、映画俳優と脚本家にすればいいのではないか」
「そうでござるな。下地はあるでござる」
「それじゃあ、拙者が、アニメを主導するでござる」
「おい、ずるいぞ!」
「拙者は、コ〇ュケの夏冬を網羅してるでござるがゆえに」
「しかたない、俺は映画を担当するか。映画監督は一度やってみたかった」
「ふぅ、決まりだな。必要なものがあったら、言ってくれ。映画工場に作らせるよ」
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二人は、行動を起こした。
魔王は、マンガ家と薄い本の作者を集め、アニメーター育成学校を作った。
王様は、演劇の関係者を集め、映画とはなにか?といった、講座を開いた。
アニメは、一番人気のマンガをアニメにすることが決まった。
俺は、アニメ制作会社を作り、魔王の育てたアニメーターを集めアニメを作らせる。
王様は、メガホンを握り、有名な『人魔会談と姫様の災難』を、砦でロケをして映画にしている。
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俺は、テレビ番組を担当して、人間族チャンネル、魔族チャンネルを作り、それぞれニュース番組、四分間クッキング、道化師を集めたバラエティ番組と、次々にコンテンツを増やしていった。
中でも天気予報番組は、予想が正確だと人気だった。
それもそうである。パピーに頼んで気象衛星を作ってもらった。報酬はマカロンだった。
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そうこうしてるうちに、王様の映画がクランクアップし、各映画館で上映された。
もちろん、飲み物とポップコーンは、外せない。
映画館は、連日、満員御礼で好評を博した。
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アニメも完成し、テレビ番組として放映された。内容は、マンガで有名な生まれ変わりもので、努力と友情がテーマだ。
アニメの放送時間帯には、公園から子供が消えるという現象が生まれた。
魔王は、次のアニメも考案しており、女の子層を狙った魔法少女系を作るらしい。魔法がある世界で、成り立つのか心配である。何か考えがあるのだろう。
もちろん、大きなお友達向けではない。
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俺は、リビングで、のんびりテレビを見ていた。テレビクルーも育ち、俺は身を引いたのだ。
「魔族の四分間クッキングが面白いのよ。人間族にない料理法や材料もあるの」
ネネが力説する。
CMが流れた。魔族領で流行っているファストフードのチェーン店だ。俺は、まだテレビに出資しているが、CMが定着すれば、テレビスタジオだけで、収益が回るようになるだろう。
それに、ほかのテレビ局も建てられ、初めに作ったほぼ国営のテレビ局を脅かしている。
健全な方向だ、俺は放置している。
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となりで、パピーが、ショートケーキのホールと格闘している。あんな細い体のどこに入るのだろう。
「私のホグホクで、ホグホクね」
「あー、パピー、食べるか、しゃべるかどっちかにしてくれ。なに言ってるのか分からん」
「だから、私のおかげで、この星の生活水準が爆上がりねって言ったの」
「そうだよな、映画工場が汎用的すぎて、機能を説明するだけで、家電も量産してくれるしな」
「三種の神器と呼ばれてた、テレビ、洗濯機(全自動)、冷蔵庫も普及したしなぁ」
「もっと、感謝してもいいわ!」
「あー、感謝してるぞ」
「感謝が、雑だわ!」
こうして、日常が過ぎていく。そろそろ、刺激が欲しいな。フラグが立った。




