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新たなる出会い

話を区切ると一つ一つが短くなってしまったので、まとめてお送りします。

「おはようございます。今朝一番目のニュースです。昨晩大井埠頭のコンテナターミナルで爆発があり、倉庫一棟が被害に遇い全焼、周りへの被害はなかったもようで、巻き込まれた被害者もいなかったもようです。警察はコンテナ内部の発火物に引火、爆発が起きたとみて現場検証を行っています。次のニュースで…」


 あれから葛城さんからの連絡はなかったが、何事も無ければいいのだが。学校が終わったら隆二の店に行って、葛城さんからの連絡を待ってみよう。

 志恩は昨晩、力を取り戻したのを確認して葛城のところに向かおうと思ったのだが思い直し、連絡を待つことにしたのだった。




 人気のない廊下、遠くで生徒の声が聞こえる。

 志恩は今、学校の一番端に位置する棟に来ていた。この棟は実験室や美術室など、教室移動を行う授業教室がある棟で、授業がないときは殆ど生徒が寄り付かない場所である。

 志恩は4時限目の化学の授業で忘れ物をしてしまい、昼食時間の今、1人ここまでやって来たのだ。


 お腹が空いてきた、早く戻って昼飯にありつきたい。と、ぼやきながら階段に差し掛かった時、下から階段を駆け登る生徒の姿が段々と近付いて来た。

 志恩は立ち止まり自分が避けるか向こうが避けるかを見定めていたが、生徒が下を向いたまま駆け登っていたので危ないと思い、声を掛けた。


「危ないですよ」

 その声に反応してその生徒は顔を上に上げた。

 髪は真っ直ぐ肩まで掛かり上を向いた時に綺麗になびいた。その合間からは、見た人を釘付けにしてしまいそうな綺麗な顔立ちの少女が現れた。その少女の目には大粒の涙が溢れており、志恩は一瞬見入ってしまった。


 ドンッ


「いつつ…だっ大丈夫ですか?」


「ごめんなさい」そう言い残し、彼女は階段を駆け上がって行ってしまう。

 彼女は白石先輩!確か3年生で陸上部に所属、志恩でも名前くらい聞いたことがある高校トップクラスのマドンナ。この上は屋上だけど、この棟の屋上は立ち入り禁止なはず。

 志恩は嫌な予感をかき消しながら彼女の後を追い、階段を登った。


 屋上に出た志恩は辺りを見回すが、彼女の姿は見えない。屋上は150㎝程の金網で囲われており、強い風にカシャカシャと揺れている。

 不安を抑えながら1歩1歩屋上の中へと出て行くと、上の方から風になびく布の音が聞こえ振り向く。

 屋上への出入り口の上に、風になびき揺られながら少女は立ち竦んで遠くを見ている。

 そして1歩前に出る「危ないっ!」志恩は魔法で彼女の場所まで飛び上がり、後ろから抱き締め後ろへと倒れ込んだ。


「なっなに?」

「駄目だよ先輩、何があったか知らないけど、死のうなんて思っちゃいけないよ」

「えっ私?死のうなんて思ってないわよ」

「でも、涙を流しながらこんなところで」

「ありがとう、でも死なないわよ。私は辛いことがあったりすると、ここに登って景色を眺めるの。そうすると少し気が晴れるのよ」

「そうでしたか」

「取り敢えず、その手をどけて貰えるかな、立てないしね」

 志恩の手は、左手は彼女の腰を抑え右手は彼女の胸をガッツリ抑えていた…

「すっすいませんっ」

 志恩は後ろに飛び退き、土下座の姿勢で謝った。

「別にいいわよ、それに私を助けてくれたんだしね」

 彼女はそう言って立ち上がり、志恩に手を差し伸べた。志恩もその手を取って立ち上がる。

「素敵な景色ですね」

「そうなの、ここは私だけの秘密の場所なんだから、誰にも言っちゃ駄目だぞ」

「はいっ」


 彼女は涙を拭って、志恩に向き合う。

「私は白石純奈3年よ、君は1年生かな?」

「はい、1年D組の甲斐志恩です」

「そっ…志恩くんね」

「あのー・・・何かあったんですか?良かったら聞かせて貰えませんか?誰かに話すだけでも、少しは気が晴れると思うんですが…」

「う~ん…そうね、聞いてもらえる?」

「はいっ」


 彼女の両親は彼女が小さい頃に事故で亡くなり、今は父親の兄の叔父夫婦に引き取られていた。叔父夫婦には子供が出来ず、純奈を自分達の子供のように育ててくれたらしい。そんな叔父夫婦には感謝と愛情を純奈は持っていた。

 うちの学校の3年に豪徳寺礼二と言う腕力とズル賢さで幅を利かせている生徒が居て、純奈にずっと言い寄っていたのだが、純奈はそれを無視していた。

 そんなある日、叔父の会社のパーティーに純奈が連れて行かれた時、偶然礼二とパーティーで遭遇してしまった。礼二の父、豪徳寺昭雄はその会社の副社長をしており、その場で礼二に頼まれ純奈の叔父に将来、礼二の嫁に宜しく頼むと言われたそうだ。

 叔父は気にしなくていいと言ってくれたが、今までの様に純奈が礼二を無視すれば、きっと叔父に迷惑が掛かるはず。礼二はそう言う人間なのだから。

 純奈は叔父の為、礼二の言いなりになる覚悟を決めたが、最後の悪足掻きで礼二に今度の体育祭、自分のクラスが礼二のクラスに負けたら、何でも言うことを聞くが勝ったら純奈の事を忘れてくれと持ち掛けた。礼二はその話しに二つ返事で乗ったそうだ。礼二のクラスにはスポーツ推薦の生徒が数多く、勝ち目は殆どないらしい。

 純奈は自分の自由が無くなる未来に嘆いていたそうだ。


「体育祭、勝てるといいですね」

「そうね、望みが無い訳ではないしね」

 彼女はそう言って、遠い空を見ていた。


 ぐきゅるる~


「ふふっ」

「いやぁ~お恥ずかしい」

「話しに付き合ってくれてありがとう、早くしないとお昼休み終わっちゃうわよ」

「はいっ」


 志恩は寂しげな彼女と別れ、その場を後にした。





 カランカラン


 夕方、人気がまばらなカフェムーンにやって来た志恩は、カウンターで隆二と会話しつつ、連絡の取れた葛城達を待っていた。

「シオン、危ない事件になってるみたいだな」

「そうなんだ、向こうの組織は相当ヤバイ連中で、重火器なんかも持ち出して来てるんだ」

「だったらちょうど良かったかも知れないぜ、探していた腐れ魔女のババアと連絡が取れて、協力してくれるそうだ。葛城刑事との橋渡しはしてあるから、近々来ると思うぜ」

「はぁー…そうか、力強いが心配だな」

「まぁそう言うなって、俺もどちらかと言えば苦手だしな」


 カランカラン 「お待たせ」


 葛城と三上が現れ、昨晩の話を聞いた。

 犯人が潜伏していると思われた倉庫に駆け付けた時、目の前で倉庫が爆発して車ごと吹き飛ばされたが、大事には至らなかったそうだ。

 しかしこれで敵の手掛かりが出来たので、例の会社を当たっている。

 関わりの有りそうな専務と社長のうち、専務の田端は爆発のあった倉庫で死体で発見されたが、司法解剖の結果、直接の死因は銃殺。田端の家は爆発の少し前に炎上、放火の疑いが濃厚で家族は旅行に行かされていたらしく無事だった。家族からは大した証言は取れないだろう。

 社長の川口は未だ消息不明で、自宅はもぬけの殻、生涯1人者で遠い親戚くらいしか親族はいないらしい。

 今は社長の足取りと会社の金や輸入品の流れを追っていて、何か分かり次第、連絡をくれるとのことである。

 話しはそこで終わり、後日の結果待ちと言うことで、解散となった。





 朝日が街中に降り注ぎ、1日の始まりを光と共に知らせている。

「おはよー志恩」

「おはよう、今日は朝練はないの?」

「うん、今日は朝練なしだから一緒に学校行けるね」

「そうだね、久しぶりだな」


 学校への用意を済ませ、仲の良い兄妹は玄関出た。

 するとそこには。


「おはよう。志恩と妹さん」

「麗香、どうしたの?」

「妹さんって…」

 そこには麗香が制服を着て、待ち構えていた。

「志恩と一緒に学校行こうと思って、待ってましたのよ」

「麗香さんは歩きですか?」

「ええ、だから志恩に乗せて行って貰わないと、遅刻しちゃいますわ」

「このやり取りの間にも、学校に遅れそうだけどね」

「ささ、行きましょう。愛莉さんはお先にどうぞ」

「お先にってね~・・・」


 麗香は志恩の後ろに座り志恩の腰に腕を回した。

「そんなにくっつかなくても大丈夫だよ」

「こうしていると、安心しますわ」

 志恩はゆっくりと進み出す。

「もう知らないっ!先に行くからね。じゃっ」

「待ってくれよ~」

「このままどこかお出掛けしたくなりますね」

「おいおい」



 午前の授業は淡々と時間が進み、4時限目の体育は体育祭の練習に当てられた。

 我が校の体育祭は各学年F組まである6クラスで学年毎に競い順位が付けられる。

 この順位によって、冬の体育の授業内容がクラス毎に変わるらしい。噂では上位クラスは体育館授業が多くなり、下位のチームは殆ど外での走り込み授業らしいので、クラス一丸となって皆必死に練習している。


「なんで私が志恩とやらなきゃいけないの!」

「しょうがないじゃん、くじ引きなんだから」

 体育祭のメイン競技、二人三脚はなんの冗談か志恩と愛莉の組み合わせである。くじで決まったときは喜んでいたのに、今はいちいち文句を言う。原因は分かっていた。最近、麗香のラブラブ攻撃に志恩が嫌がらずに流している事に不満があるようだ。

「ちょっと、勝手に進まないでよ」

「じゃあ行くよ」

「いや、まだ!あっ」

 志恩と愛莉は綺麗に転がり倒れる。

 すると、校庭の端の方から女性の透き通る様な声が聞こえてきた。



「しおんくーん。女の子困らせないで、頑張ってねー」


 その声の主は、隣の運動場で体育をしている純奈先輩であった…まずい…


 志恩の予想通り、クラス中の熱い?視線が志恩に刺さる、刺さる。痛い、痛い…

「ほー、ほー、志恩は手広く女性にちょっかい出してるんだね」

 倒れ込んでる隣から、冷たい視線と言葉が投げ掛けられた。

「ちっ違うんだ、誤解だよ~」

「へぇ~5回もね~」

「愛莉さん、言葉が違くありませんか」

「後でクラス中に言い訳しなさいね、5回だけですって」

「・・・・」


 その後、教室では、たまたま廊下でぶつかったのを切っ掛けに少し話をして、知り合いに成りました。と説明したが誰も信じて貰えなかったのは言うまでもない。




 その日の午後、葛城から連絡が有り、貿易会社社長川口の潜伏先が分かったので、夕方迎えに行くから用意をしておいてくれとのことだった。

 志恩は放課後、急いで自宅へ帰り出発の準備を整えた。

 志恩の元に到着した車はいつもと違った。ハンドルを握るのは隆二、その助手席には葛城だけである。

「今日は隆二も行くから隆二の車で来たのか?」

「それもそうだけど、三上さんが例のおばさんを迎えに行ってて現地で合流予定なんだよ」

「な…なるほどね」

 志恩は車の後ろに乗り込み、隆二の車で3人は現地へ向かった。

 葛城の話では、千葉と茨城の県境にある工場跡地に隠れ住んでいるとのことらしい。

 この情報は一部の人間にしか知らせていない為、今回は少数での迅速な強襲作戦となっていた。



 県道から外れ、雑木林を抜けた先に目的の工場がひっそりと佇んでいる。工場の向こう側は岩と砂の山になっていて、車の出入口は志恩達が来た道とその向こう側にもう1本、雑木林の中へと続いていた。工場は3階建に見えるが、造りからして1階2階は吹き抜けの工場になっており、3階だけが事務所の様になっているようだ。


 工場の入口を監視していると、2台のトラックがエンジンを駆けたまま停まっているのが分かる。

 更に覗いていると、トラックに何かを急いで積み込んでいるようである。

「葛城さん、奴ら何かを急いでトラックに積み込んでいるようですが、あれが終わったら直ぐに出発してしまいそうですね。逃げられる前に突入しますか?」

「今、援軍が向かっているが、流石に間に合いそうにないな、しかし我々だけで突入するのも危険過ぎはしないか?」

「大丈夫ですよ、俺とシオンが居れば、葛城刑事は援護だけしてくれればオッケイです」

「2人が大丈夫なら構わないが、くれぐれも無茶はせずに気を付けてくれよ」

「「了解です」」


 3人は相手に気付かれないように、入口のトラックへと歩み寄った。

 トラックの近くで様子を伺うと、積み荷はどうやら武器弾薬のようだ。

「かなりの量があるな、あれを使われたら危険じゃないか」

「大丈夫そうですよ。武器が多くても使う人間がここにはいないようですから」

「では、俺は3階の事務所を探索、制圧してくる。志恩くんと隆二くんにはここを任せていいかな?」

「了解です」


 3人は二手に別れた。

 葛城が非常階段を登り、上まで到着したのを見計らい、志恩は隆二と自分に身体能力向上と防御バリア、攻撃力アップの呪文を唱え、敵の真っ只中へと躍り出た。

 敵は突然の事に手持ちのハンドガン等で応戦、しかし志恩と隆二はプロテクトのバリアで守られている為、火力の弱い武器ではダメージを与える事は出来ない。隆二は持参の木刀で敵を次々排除していく。志恩も負けじと敵を探すが、隆二に次々と取られてしまい、呆然と見ているだけだった。

 あっと言う間に片付いたと、少し気を抜いた瞬間。


 パーン  ドカーン


 それは同時に起きた。

 敵を倒して行く隆二の姿を志恩が見ていると、大きな銃声と共に隆二が進行方向とは違う方向に飛ばされた。そして、今度は自分の目の前で魔法による爆発が起き、志恩も隆二が飛ばされた方向に飛ばされる。

 志恩と隆二は直ぐに体制を整え、遮蔽物へと身を寄せ合い隠れ。

「不味いな、敵の本隊がご到着のようだぜ」

「ああ、こちらの動きがバレていたってことだな」


 工場の中程に志恩達、その前方にトラックがあり、トラックの隙間からは外に敵の大群を確認出来た。

(やっこ)さんには、例の魔法使いの裏切り者も居るみたいだな、どうする?」

「俺達だけなら逃げ切ることは容易(たやす)いが、上にはまだ葛城さんが居る。何とか奴らを突破しなくちゃならない」

「無茶言うぜ!」


 志恩と隆二は突撃の用意をしていた。

 作戦としては、魔法使いは志恩が差しで相手をし、その他の敵は隆二が全部相手にすると言う無謀な作戦だが、今取れる手段はそれしかない。二人は頷いた。

 覚悟を決める「死ぬなよ」「お互いな」


「5」「4」「3」「2」…



 ドッドッドッカーーン バリバリバリ!!!!


「「ぎゃーあ」」  「「うわぁー」」


「?」


 志恩と隆二が表へ駆け出ると、二人は立ち尽くしてしまった。

 敵の真ん中に大穴が空き、周りに飛び散る敵は雷に撃たれたかの如く、黒く焦げ痙攣していた。

 そして、志恩達が車で来た方向から、物語に出てくる様な、くねった魔法使いが持つ杖を持った・・ボディコンギャル?が、大手を振って歩いて来る。

 志恩と隆二は顔を見合せ下を向いて項垂(うなだ)れた。


 そう彼女こそ、【終焉の赤い魔女】と異世界で恐れられた勇者一行の1人、シェリーこと枝園梨々(しえんりりか)である。


「おひさー!なにっ、二人共辛気臭い顔しちゃって!スーパーセクシーダイナマイトギャルに見とれて、照れちゃってるのかな?!」

 (どこのおばさんだよ、このハイテンションババア)

「はいはーい、そこの二人、今ダメな事話してたでしょ」

「懐かしいなシェリー、全然変わらないな」

「まっねー!体が若返って、更にパワーアップ出来たしね」

「助かったよ、いいタイミングで来てくれた」

「一流の女優は出番のタイミングが大事だからね」

「誰が女優だよ」


 などと、座談をしてホッとするのも束の間。非常階段を駆け降りながら葛城が叫ぶ。


「逃げろー」


 逃げろと言われて逃げても、葛城はどうやって逃げるのだと志恩は葛城を迎えに飛ぼおとしたとき、葛城の前に1台の車が横滑りのブレーキで現れ、「早く乗って」と葛城を乗車させて走り出す。

 それを見た志恩達も急いで工場から離れた。


 志恩達が最初に到着した車の所に逃げ着いた時。


 ボーーン


 工場が爆発炎焼。黒い煙と赤い炎に包まれた。

 無事に逃げ切った車からは葛城とヤス刑事が出てきた。

「助かったよ間野巡査、怪我をしている様だが大丈夫か?」

「はい、私も調査に来ていたのですが奴らに追い掛けられてしまい、逃げているところで葛城警部補を見掛け、脱出した次第です」

「そうか、焼け跡からどれだけの証拠が見付けられるかはわからないが、皆無事だったのは良かった。後の処理はこちらに任せて、志恩くん達はもう大丈夫だ、ありがとう」



 今回も敵に先手を打たれて、証拠を大きく失う事になってしまった。

 早く、奴らの尻尾を掴まなくてはならなかった。


 そして、シェリーに今後について聞いたのだが、そのうち分かるからと話をはぐらかされて終った。






 志恩は隆二の車で自宅に帰り、ゆっくりと休んだ。

 体育祭も近付き、事件も徐々にだが、相手組織に近付いていってる予感をさせていた。



 キーンコーンカーンコーン

      キーンコーンカーンコーン



 志恩のクラスはみんな元気に登校していた。

 朝のホームルームだが、今日は担任ではなく、学年主任の先生が教壇に立っていた。

「はーい、みんな席に着いて。この度、担任の佐藤春美先生が少し早いんですが、産休に入りました。休みの間、皆さんの担任をしてもらう事になった新任の先生を紹介します。先生、どうぞ」


 ガラガラ、扉を開けて入って来る先生を見た生徒達は。

「おおぉぉー」「えっ」「すごー」


 反応は様々。短いスカートにすらりと伸びた脚、ヒールの高い靴に胸元を意識させる上着。髪は腰まで長いストレートが黒光りしている。


「はい皆さん、今日から担任となる枝園梨々香です通称シェリーって言うので、シェリー先生って呼んでね。専攻は英語よ。よ・ろ・し・く・ね」


「・・・・」




書こうと思っている事と関係ない新しい話ばかり追加してしまいすいません。

もう少ししたら1度登場キャラの説明、整理をしたいと思います。

次回予定、ハチャメチャ運動会。

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