第27話 なぜこうなった...
転移装置を抜けると、そこは普通に町中にあるような喫茶店だった。
だが、普通の喫茶店とは違うところがいくつかある。
まず、その一つとして、グレイタイプの宇宙人がわんさかいる。爬虫類型の宇宙人もいる。リザードマンとかいうやつも、アニメとかに出てくるような小悪魔もいるし、ドワーフやニンフもいる。
みんなそれぞれ、カウンターの前でコーヒーを飲んでいたり、紅茶を飲んでいたり、何かよくわからない紫色のゴポゴポと沸騰した何かを飲んでいたりする。
掲示板を見ているものもいる。
メイド服を着た店員っぽい人が、光沢のある石のトレイに飲み物を持って運んでいる人もいた。
「ここが、ギルド?」
思っていたものとのあまりの違いに驚きながらも、俺は真理の後を追う。
「そうです!ここがギルドです!」
カウンターの奥にいた金髪赤目の女性が、そう言って持ち場についた。
「久しぶり、ニーナ」
「久しぶりさっちゃん!ここに来るなんて珍しい。何か用が?」
ニーナと呼ばれた女性は、不思議そうな目で真理を見る。
「後ろにいる人、ご主人様なんだけどね?知ってると思うけど、赤坂火蓮って言うんだけどね?」
「え、ルーキー魔王君?!君が?!」
ニーナがそう叫んで俺の両肩をガシリとつかむ。結構痛い。
「ルーキー魔王ってなんだよ...」
「ルーキーが魔術師協会第3位と戦って圧勝した、だから、ルーキー魔王」
もっと捻れよ...。
「と言うことは、この依頼かな?バスから出てる依頼で、『俺の代わりにクリムゾンクイーンを倒してくれ』ってやつだよね?!」
と、言うことで、現在、クリムゾンクイーンこと、ハムレス・クィクティターニャ・ヘルンと闘技場に来ているのであった。
フラグ回収しました。




