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魔法猫の少女と課外授業。  作者: 記角 麒麟
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第25話 いざこざウダグダ

「九吉楼さん!?」


「おう、ただいま。......へぇ、それ新作か?あとで読ませてくれよ」


 突如後ろに現れた花影九吉楼は、ティナが書いたと思われる本、雌同士の夜(?)を覗き込みながら言う。


「し...は、えぇ?!も、もしかして、前作、勝手に見たんですか?だ、ダメですよ、これは見せません!絶対に!」


「ダメか。あ、そういや、報告しに行かないとな。じゃ、俺行くから。後でそれ読ませてくれよ?」


「だから見せませんって!」


 そう言うと、彼女は指弾を打ってどこかへと行ってしまった。


「さ、俺たちもそろそろ行こうか」


 俺は、彼女たちにそう言うと、その場を後にした。





 病室。

そこでは、包帯をこれでもかというほどにぐるぐる巻きにされたチャオ・パイパ・クルーフフィヨルドン先生がいた。もはやミイラだ。


「チャオ先生、なんか、すごいことになってますね?」


「お前のせいだろ、バカ生徒!俺は魔王候補者だったんだぞ!?それが初心者の、ましてや最近入ってきたばかりの新入りに負けるなんて!屈辱しかないじゃねーか!」


叫び散らし、涙を流しながら言う彼は、隣のベッドで横たわっていた薄緑色の肌をした爬虫類のような人の言葉で、さらにヒートアップする。


「所詮、その器じゃなかったんだろ?俺なら、魔力をヒートアップさせられたとしても戦える」


「ゲル!おまえは黙ってろ!てか、クリムゾンのパーティメンバーはみんなそんなもんだろ!」


「貴様かて、我々より上位ランクの魔術師だろうが。それくらいできない奴が、グチグチ言うな、鬱陶しい」


「くっ...。そもそも、お前が俺に──」


「醜いよ、クルーフフィヨルドン」


 そのヒートアップを止めたのは、真理だった。


「...すまない、少し熱くなってたみたいだ」


「よろしい。じゃ、私たちは行くから。じゃあね」


彼女はそう言い残すと、くるりと背を向けて出入り口までいく。


「じゃあね、またくるから。えーっと...」


 俺は、薄緑色の爬虫類のような人にめを向ける。


「ゲル・クレイファトストス。元チームクリムゾンのメンバーだ。よろしくな、赤坂火蓮」


「あ、いえ、こちらこそ」


 そう言うと、俺は、またねと言って真理の後を追いかけた。

 ゲル・クレイファトストス


種族:魔族


性別:男


 元チームクリムゾンのメンバー。


身長180cmで、全身緑色のスキンヘッドの人の形をした悪魔で、魔力を打ち消す秘術と、地脈の力を操る魔術を得意とする。


カニが好物だったが、現在ではほとんどの海洋性物が絶滅しており、現在カニが存在していないので、すごく悩んでいる。


現在は、魔獣の開発、研究を行っている。おもに甲殻類の。


周りからは、もしかしたらこいつは自分でカニをつくって食おうとしているのではと思われている。


チャオ・パイパ・クルーフフィヨルドンとは犬猿の仲。

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