冒険者ギルド勉強会
ハルフォンソの街からこんにちは。ティファレトです。
今日は以前、ギルド長から打診されていた勉強会の日です。
学ぶ気のある冒険者募集、銅階級を目指す人もそうでない人も学んで損は無い、が触れ込みですが、参加者は何名でしょうか?
「......」
ふむ、8名ですか。思っていたよりは集まりましたね。
「ティファレトさんが教師か......よろしく頼む」
「こんにちは、ダレンさん」
銅階級試験以降、時々私の教会で子ども達と勉強をしているダレンさんもいました。
「復習と......今の自分の確認だ」
良い事です。
それでは、これで全員なようなので始めましょうか。
「皆さん、こんにちは。今日の教師を務めるティファレトです」
「こんにちは」
「ティファレトさんか」
「確か街の子どもにも勉強を教えてるんだっけか?」
「経験者か、心強いな」
時間を割いて勉強の為に集まっているだけあって、やる気がある方ばかりですね。
まずは簡単な文字の読み書き、計算の方法です。
「え!?俺、間違えて覚えてたぜ...」
「何回も足し算をしなくて良いのか...こりゃ便利だな」
「あの野郎、騙してやがったな」
知る事により、過去の何がしかに照らし合わせる人もいますね。
「分かる......これも分かる」
銅階級試験の時と違い、ダレンさんが迷う事なくペンを走らせています。ジョンやアーノルドが見れば嬉しく思うでしょうね。
「すまん、ティファレト先生。これはどう解くんだ?」
複雑な計算方法になってくると、流石にペンが止まる人が増えてきましたね。
「これは同じ三角形をこのように作れば...」
「なるほど!確かにこれなら...これで...こうか!」
「お見事です」
「よし!」
「うーん、見えているものだけで判断しちゃ駄目って事か」
「ティファレトさん、こっちも頼む」
「はい」
そうして昼に休憩をとり、夕方まで勉強をして今日は終了です。
「今日の勉強はこれで終わりです。皆さん、お疲れ様でした」
「ティファレトさんもお疲れ様」
「いや〜、助かったぜ!ありがとうな!」
「次はいつやるんだ?」
中々に高評なようですね。
ギルドから貰える給金の量も悪くはありませんし、学んだ事を忘れない為にも早めに再開したいところです。
「ギルド長に予定を聞いて、掲示板に張り出しておきます」
「おう」
「今度、水ブドウ持ってくるからよ。早めに頼むぜ」
「そりゃ良いな。俺も今度持ってくるか」
皆さん、やる気があって何よりです。
私も教えられるよう、学び続けなければいけませんね。




