表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隠しスキルを手に入れた俺のうぬ惚れ人生  作者: うらたま
第3章《スタンピード》
90/192

24話「水龍リヴァイアサン」

「わわわわ…あーーーっっ!」

「キャァァァァァ!!」

悲鳴がこだまする中、海から現れたのは巨大な龍だった


「みんな逃げて!!」

ミドが弓を構えながら周りに叫ぶ

若くても王族の一人、誰よりも周りの心配をしているのだろう


身体が震えながらも、その姿は非常に勇敢であった


だが、ミドはそこから動かなかった

様子を見ているのではなく、攻撃することができなかったそうだ

龍もまた動きを止め…突如語りかけてくるのだった


「なんだ人間どもか・・・魔王でも来たのかと思ったぞ・・・」


たったそれだけの一言


脳に直接話しかけてくるような感覚、そして威圧感


ダメだ、これにはどう足掻いても勝ち目などない

誰しもがそう思ったであろう圧倒的な存在感…


「恐れるな・・・別にとって食おうなどとは思っておらんわ・・・

むしろ例を言わねばならぬ・・・先程から魔物どもが騒がしく動き回っておって鬱陶しかったのだ・・・」


何日か前にも煩くて敵わなかった、その時はこの龍が自ら追い払ったのだが

海底は亀裂が入るわエサは寄り付かなくなるわで大変なのだと


「力加減など我にはできんからな・・・」


なぜこんなところに人間がいるのか、何をしているのか

俺たちはイフリートのこと、スタンピードのこと、街が大変だということを知る限り答えていた


「・・・大人しくなったかと思っておったが・・・まだ暴れたりないのか馬鹿どもめ・・・」


精霊と龍族は不仲だそうだ、先の戦でもずいぶんと仲間を殺されたこともあり

龍は憤っている様子であった


「決めたぞ・・・少しばかり力を貸してやろう

必要な時に我を呼び出すが良い・・・が手加減は出来ぬからな」


あとは召喚に丁度いい依代(よりしろ)が欲しいと言うのだが、何を出せばいいのかよくわからない


そうだ、さっき手に入れた結晶なんかどうだろうか?


「これじゃだめか?」

俺が聞くと龍は『ふむ』といった感じで目をやる


「これにはすでに火の力が・・・いや、面白いではないか」


突然龍は、力を貸すのはやめだと言い結晶を俺から取り上げたのだった


「な、何を?!」


龍は結晶を砕き、そこから溢れ出る力をその身に取り込むようであった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ