表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隠しスキルを手に入れた俺のうぬ惚れ人生  作者: うらたま
第2章《精霊王》
57/192

21話「Wエンチャント」

イフリート、と一緒にいる屈強な男は誰だろうか

なんて考える余裕もなく、その男にピルスルが為すすべもなく追い詰められていく


「ぬっ、主ら来るでないこやつは強い!」叫ぶピルスル


「あ、やっと出てきたー」イフリートも待ちくたびれた様子であった


逃げ、ていいのか?後ろ街だぜ?

「此奴らも騎士団相手に正面からやりあう気もないじゃろう!儂はなんとかしてみせる、さっさと逃げんか!」


そ、そうか生きろよピルスル


「なんて言うわけねぇだろ、お前は馬鹿か!」俺はその屈強な男へと向かって行った


男の持つ両の手に付けられた籠手が攻撃を受け流し、俺の矢すらもゆうに弾いていく


「くそっ、他の矢とかあったか?爆発はピルスルが危ないし…」


さっき買った剣があった


「これで…」


どうしようもなかった、まだ矢で攻撃したほうがマシだ

あぁ、こんな時に使える武器なら良かったのに


「離れな!ボルドー」イフリートが叫ぶ


何故だ、絶対に優位な状況で何故離れる…

俺もピルスルも不思議だったのだ


「応援が来られちゃ迷惑だ、さっさとあの小僧をやって遺物を回収しちまうよ!」といってカードを取り出した


すると地面からスケルトンが現れる

次から次へと、その数およそ…いや数えられない


「もう許さないよあんたらぁ、こいつらには遺物の効果は無いからねぇ…じっくりといたぶられなよ!」

さっき、自分で時間がないって言ったくせにじっくりとだなんてそんな


「それほど強い敵ではないが…数が厄介じゃ、おそらく1万や2万ではないぞ」

門の前まで引き返してきたピルスルもまた構え直す

加えてあの二人も攻めてくるのならば手はない


だが


うーん、俺にはボーナスタイムにしか見えない


「ちょっと矢を射ってもいいか?」俺は周りに確認した


「?ええんちゃう?敵やし…」「何を言っとるんじゃお主は」「シュウさんどうかしました?」


「じゃ、…じゃあみんな防御魔法全開で頼むわ」

なんだか気分を害されてしまった気もするが俺は矢を射った

爆裂の矢Wエンチャント、牢の中で試しに作っていたものだが危険すぎるので使うことはないだろうと思っていたのだが


ヒュン、と上空に放たれた矢は

放物線を描き約200m先へと飛んでいく


「みんな伏せろ!」俺は周りに叫んだ


着弾した矢は、一瞬無音で…爆発する

そしてその爆発はさらに広がり、上空へ大きな雲を作る、そして爆音が鳴り響く


一本の矢は、そこら一帯を焼け野原へ変えるのだった…


[EXPフレイムアローWエンチャント:攻撃力15(爆炎25)、着弾点を中心に使用者の手前1mまでの距離を対象とする]


「…へ?」

呆気に取られたイフリートと隣に立つ男は無傷のようだ、となるとあの男も火属性が効かないと考えていいだろう


ならば氷の矢で、と思った瞬間には『おぼえてろー』なんて言って消えて行った


結局またも謎のままなのだ、誰か…彼女が何をしたいのか教えてくれないだろうか…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ