「我慢の限界」
イフリート視点のお話です
「イフリートサイドストーリー」
影「オークキングがやられてしまったか…」
少女「申し訳ございません」
影「まぁ良い、魔素は順調に集まっておるのだろう?」
少女「はい、アウロス国周辺よりおよそ30万、遠く離れた東の傷跡ではトラブルもありましたが10万ほどは…」
影「義勇者のものは見つかってはおらんかったの」
少女「はい、…ただ貴方様より教えられました力、もしやあの青年がすでに持っておるものかと…」
影「…ふむ」
少女「重ねて、お詫び申し上げます…」
影「よいと言っておるだろう、妾はしつこいのは好まぬぞ」
少女「…では、…始末は私にさせてはいただけないでしょうか…」
影「そうだな、気がすむようにやれば良い、それが本当ならばこいつらが丁度よかろう」
少女「骸の…、はっありがたき幸せ」
影「あまり深追いしすぎるのでは無いぞ、妾は遺産よりもお主を失うほうが怖い」
少女「必ずや、御期待に添えてみせましょう」
そうして少女はその場を離れたのだった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「くっそぉ、ぜってぇあの男遺物持ってたろ!」
私はあの矢が憎かった、そして自分が憎かった
「あの時助けるんじゃなかったぜ、考えてみりゃあいつのせいでせっかく一日かけて集めた魔素全部もっていかれちまったしよ!」
「まぁ、気を落ち着かせてくださいあねさん」
私の部下、いやしもべ、ボルドーがなだめてくる
こいつ、屈強な肉体を持ち炎の精霊でもかなり強いくせして性格がおとなしすぎるんだよな
「アァ!?」
「…なんでもねっす」
「行くぞ、奴ら西の王都へ向かってるらしいじゃねぇか、楽しめそうだぜ?
そろそろ宣戦布告もしておきてぇしよ
戴いたカードも有効活用しないとなぁ」
そうして東の王都へ来たのだが、外に出てくる冒険者も少ない
いきなり中でぶっ放しでもしたら騎士団もなりふり構わず全勢力を持って潰しにくるだろう…
「よし、塔の上でしばらく様子見るか」
そうしてあの冒険者たちが現れるのを待ったのだ
まぁ聞いてほしい、ある日な、その冒険者御一行が現れたわけよ
門の前で兵士と話してて
やっべーな気付くの遅れたわーって思って、出てくるの待ってたんだけどさ
出てこないの
何?城下町満喫してんの?美味い飯でも食べてるの?
ちょっと羨ましいんですけど!
しょうがないからこっそり中の様子見に言ったんだけどどこにもいない
なんで?いたよね?次の日も見つからないしもう嫌になる
何日経ったかな…塔の上で寝てたら騒がしいことに気付いてさ
後でボルドーに聞いたら冒険者4人が4階で引き返したって
どんな奴らだ?って聞いたら間違いなく奴らじゃん、あぁもう!
次の日も来るだろうと思って塔の近くで待ってたっていうのに来やがらねぇし…
キレた、もうキレたどうでもいいさっさと王都行くぞ付いて来いボルドー
さぁて派手にぶっ放そうじゃねぇかよ…




