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隠しスキルを手に入れた俺のうぬ惚れ人生  作者: うらたま
第2章《精霊王》
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7話「理由」

短いです

第三階層には溶岩がちらほらと確認できる

そんなに大きいものではないのだけれど、もちろん触ったら大火傷くらいじゃ済まないだろう

むしろ魔物よりも危険と言われており、このダンジョンでここより先に進もうとする冒険者などいなかったのだ


ピルスルもまた、仲間や自身を犠牲にしてまでここで得られるものなど無いと

これまで立ち入ることのない場所だったのだ


だが今回は状況が違っていた

【魔人イフリート】の出現と俺の話した【ソフィア様】という存在

彼には気になる事があり、この四大精霊が一体【ノーム】の棲むと言われる

大地のダンジョンへと足を進めているのだった


もともとイフリートは四大精霊の一体ではなく、先の戦で轟沈した【精霊王アイオーン】と共に戦っていた魔人だったのだそうなのだけれど

その戦で消えてしまった精霊に成り代わったものだと伝えられている


なので現在、四大精霊でもともと存在していた者は【ノーム】【ウンディーネ】の2体なのだと

精霊王がいなくなり世界の精霊の数も随分と減ってしまっているのだと言う


同時にその頃存在していたエルフ族や巨人(ジャイアント)族もまた滅ぼされてしまっていたのだった


さて、話は戻り

何故ここに来たのかという事なのだけれど

ただ、話がしたいということらしい


【ノーム】は全ての大地を司る精霊

遠くの大陸の出来事も把握していると知られている

イフリートがこちらに接触しに来たという事が、つまりは奴が本来いるべきである遠く東の大陸で

何かしらの動きを見せているのではないかという理由からなのだ


であるならば、『儂が適任じゃろ』なんて言って王国に報告したらしいのだけど

俺から見たら、ただ暴れたくなっただけじゃないのか、というように見えてしまうのだ


刻一刻を争うわけではないだろうが、そんな話を聞けば俺だって不穏な影を感じるような気がして止まない


気合いを入れて次の階層へと向かうのだった

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