古き因縁。
スケルトン『…もしや…酒呑童子か?』
スケルトンが口をカタカタさせると、どこからか声が聞こえてくる。
"キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!"
"JKちゃんも声違くね?"
"喋り方も古くない?"
すると、スケルトンがモヤに包まれていく。
モヤが晴れるとそこには綺麗な狩衣を纏った黒髪長髪の美丈夫が居た。
酒呑「久しいのう、晴明なかなか地獄に落ちてこんから来てやったぞ。」
晴明「はて?私は貴方に用は無いのですが。」
酒呑「たわけ、他の奴らは地獄に来た時にタイマンし直したのにお主だけ何百年経っても落ちてこんから依代を使って現世に来たのじゃ!!」
晴明「ああ、そのお面に乗り移って来たのですね、結構な事です、私の方は死んでからは地獄に行くのはもったいないと思い、世界を回って居ました、その後色々あってここで手伝っています。」
酒呑「そんな事はどうでも良いのじゃ!それより死合おうぞ。」
晴明「やれやれ、依代ということは体は別の人の物でしょう?返してあげて地獄に帰りなさい。」
酒呑「残念じゃったのう、儂は既にこの人間を気に入っておる、儂はコヤツを見守ってゆくぞ。」
晴明「はぁ…ならせめて体の主導権を返してあげなさい、彼女の意識は今どうなっているんです?」
酒呑「儂が精神世界に引き摺り落としたら不貞腐れて九尾の奴をモフっておるぞ。」
晴明「ハア……」
酒呑「なんじゃ溜息なんぞついて、後でちゃんと返してやるぞ、お主と戦ったあとでのう。」
カカカと酒呑が笑う。
その会話を視聴している者達はただ唖然とするばかりであった。
配信動画サイトや、テレビで見ている者の心はひとつになった。
(安倍晴明と酒呑童子の逸話ってマジだったのか!?)
酒呑「さて、そろそろヤろうではないか。」
晴明「私は今、ダンジョンの枠に組み込まれていて式神が使えない代わりに死霊を召喚しているので本気を出せませんがいいのですか?」
酒呑「構わん!儂が満足すればそれで良い!」
そして12体のデュラハンと酒呑童子の戦いが始まった。




