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空想の世界〈Fantasy World Online〉  作者: 雪乃
一章 始まりの始まり
13/32

13 質問


遅くなった……なかなか内容が決まらない…




PvPが終わったあと僕と世羅は近くのカフェの個室に来ていた。



「ふぅー、助かったよ。お兄。」



そう言う世羅はどこか安心した様だった。



「間に合って良かったよ。」


「で、聞きたいことがあったんだよね?」



ああ、そうだった。



「そう言えばそうだった。」


「えぇ……」


「はは、ごめんて。エクストラクエストって知ってる?」


「?ああ、エクストラクエストね。エクストラクエストはこの世界で1回しか出来ないクエストで失敗はないけどプレイヤーの行動によって内容が変わってくるクエストだよ。でも、どしてそんなこと聞いたの?」


「ええっと……」


「……か。まさかクリアしちゃった?」


「うん、まあそんなとこかな?」



世羅が机にうなだれ、プルプル震えだした。

何かまずいことでも言ったかな?



「な、なあ。大丈夫か?」



反応がない……ただの屍のようだ…………



「だぁれが屍じゃーい!」


「おわっびっくりした。」



何故バレた!?まさか、心を読めるのか!?



「読めないからね。それにしても、お兄運よすぎ!偶然だとしても不公平だァッ!!!」



(; ・`д・´)ナン…ダト!?また読まれた…だと!


ちなみに、この後世羅はしばらく荒れた。




「で、次のこと聞いていいか?」


「……うん。」



先程の自分の醜態を思い出して悶えながらもこっちの話は聞いてくれる。



「このゲームはまだエリアが解放されてないけどどうやって広がるんだ?」


「エリアは東西南北の境界線の前にいるボス、通称ゲートキーパーを倒すとその先が解放されるの。」


「それだと、解放した先で別のエリアに行けるんじゃないか?そしたらボスの意味が無いだろ?」


「大丈夫だよ。北を解放させたなら北側のエリアは行けるけど西や東には壁があって行けないようになるの。」


「もちろん、ボスが倒されればその壁も無くなるよ。」



なるほど、ズルはできないか…当面の目標は決まったかな?



「ありがとうな。また何かあったら言うよ。」


「うん。頑張ってねお兄。」


「もうログアウトするから世羅も早めに出てきなよ。」



そう言って僕はログアウトをした。






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