レッスン3
最初の目に入ったのは、
――俺の家具だった
ベッドに勉強机さらに本棚。間違えないここは俺の部屋だ。
なのに
「思ったよりも普通じゃない」
と俺のベッドの上に寝転んでる魔法使いの帽子を被った女の子が言っと。
「だったらもしかして“あの魔法”が使えるかもしれない」その隣では、金色の手袋をつけた男性が腕を組んでいる。
――なにが起きてるのかが全然分からない。
俺の家具があること、知らない五人組がいること、魔法の話をしてること。今なら逃げれるかもしれない。止められる前に閉まってる後ろのドアへ飛びついた。
ガン!!
――びくともしない、ノブは回るのにドアが何かに当たって引けない。
「おっと」
声がした。五人の中の一人だった。俺と同じぐらいの年齢に見える男が申し訳そうにしながら、床から立ち上がった。
「驚かせて悪い」
落ち着いた声だった。
「君は、まだ何も知らないだよね」
「……」
自分でも分かるぐらい呼吸が浅くなる。
「俺、ついに頭がおかしくなったのか……?」
思わず本音が声に出た。
すると、
魔法帽子の女の子が吹き出す。
「あははと、それはちょっと面白い」
「笑い事じゃないよ」
と床で正座してる女性が言った。
「まあまあ」
と同世代の男が争う前に止めた。
魔法帽子の女の子が正座してる女性を睨んだ。
そう言って、彼はゆっくりこっちを見た。
「まず君の質問に答えようか」
頭の中に、聞きたいことが次々と浮かぶ。お前らは誰だ。魔法ってなんだ。なんで俺がこんな場所に来たのか。
でも――
一番最初に聞きたいことは決まっていた。
「……ここはどこだ」
男は少しだけ笑った。
「最初の質問としたはいい質問だ」
そして両手を広げる。
「ようこそ」
空気が一瞬だけ揺れる。
「――世界の裏側へ」
次の瞬間窓の外に何かが見える。
――二人の人が飛んでる?
その二人が光出す。その光がこっちの向かってると気づく。
「アンアースへ、ようこそ」
――ドーン!!
と言いい終わったと同時にあの光が近づき家が揺れた。




