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悪魔の俺が何故お前らのお守りをしなければいけない!と言うお話し  作者: 掃溜めに駄犬


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20/23

第20話 VS 竜王ジルニトラ



 大天使ミカエルに(いざな)われ闘技場(バトルフィールド)に降り立ったRACEの面々

 そこで突如始まった種族代表の再選別試験!


 相手は竜族の長『竜王』だ!!


 どうなるRACEの面々!!



ーーーーー



『竜王・ジルニトラ』一騎当千の竜族を束ねる現種族長である

 黒い鱗で覆われた身体は物理耐性・魔法耐性共に高く、どんな攻撃も弾き返す!

 彼らは大陸の北方にある険しい山岳地帯を縄張りとし、何者もその領域を侵すことを許さないと言う


 因みに竜族は他の種族と比べ個体数は極端に少ない

 千年単位の長寿ではあるが繁殖能力が極端に低いのが原因の一つと言われている



「あんな化け物、軍隊でもなければ太刀打ちできないんじゃ?」

「現竜王と言えば一息で都市を壊滅させたと言う逸話を聞くが……」



 大戦中期、劣勢だった人族側は魔族側に占拠された国境付近にある『ベークド』と言う要塞都市攻略を竜族に依頼した

 依頼としては魔族側を都市より退去させ都市を取り戻す事が目的だったのだが、魔族側の予想以上の抵抗に苦戦する

 一昼夜が過ぎ業を煮やした竜王・ジルニトラは空高く舞い上がると都市目掛けて鉄槌を下す

 『ディープインパクト』天空より都市目掛けて放たれた光の帯はベークドの街をチリ一つ残さず消滅させたのだった……


 これ以降『ディープインパクト』禁止条約が結ばれた



「案ずるな我は竜王ぞ! 小童(こわっぱ)ごときに本気など出さぬ、先ずは小手調べといくか!」

 条約締結以降は族長としての事務仕事が増えた事により前線に出なくなった竜王ではあるが

 全身に纏う王者の覇気は衰えることを知らない


 身の丈20メートルを超えるジルニトラが拳を振り上げる!


「皆受けずに躱すんだ!」

「受けるわけございませんわ! バカですか!!」 


『ズドォンッ!!』

 叩きつけられた拳により地表が陥没する!

 あんなのまともに喰らったらど根性ガエルになっちまうぜ!



 竜王はブレスなどの遠距離攻撃は使用せず肉体による物理攻撃のみを繰り返すだけなのだが

 巨体に似合わぬ動きと頑丈な鱗にRACEメンバーは試すすべがない


「チョコマカと逃げるしか能がないとは嘆かわしい!」

 そりゃそうだろ! ラスボス級のアンタの動きについてくだけでも至難の業だっての!


 近接が得意のバルログ・オーレリア・カミラは躱すのが精一杯でアタックどころか疲れが見えてきた!

 後衛の者は竜王の覇気におされてビビって逃げ惑うばかり、そう言う俺様もその一人なのだが……


「やれやれ、これやと全員失格になってまうなぁ」

「こんな無様な姿を目の当たりにしては致し方ございませんことよ!」

「そうだねぇRACEは種族の代表者なのだから……」

 各種族の長たちも半ば諦めの表情を浮かべていた

 

「ええいっ! 煩わしいわ!」

『ズドンッ!』

 竜王が自身の周に居たバルログに痛烈な一撃をお見舞いする!

 竜王は一緒動きの止まったバルログの脚を引っ掛けバランスを崩し突き飛ばすとオーレリアに標的を絞る! 


「ここまでだ、先ずは1人目!」

 竜王は尻尾の攻撃を跳んで躱したオーレリアに鋭い突きをくり出した!

『あんなの喰らったら!!』

 ちくしょう! 身体強化していてもあんなの喰らったら人族の身体じゃひとたまりもねぇじゃねぇか!!


『ドォォォン!』

 竜王の鉤爪がオーレリアに届くか否かの距離だった……


「きょ、、強烈じゃねぇかよ……」

【【アギト!?】】

「ほぉ? 我の突きを受け止めるか!?」

 他者をかばうなんて、悪魔らしくねぇよな! 

 俺様は二人の間に割って入りヴォイドを展開、間一髪で竜王の一撃を受け止めた!


「三人とも! 一旦引いて立て直せ、俺様が時間を稼ぐ!」

「ほほぉ、我を独りで引き付けるつもりか? ならば見せてみよ!」

 いやーーー! 自分から申し出たこととは言え、竜王の眼の色を変えちまったよ!!


 俺様はロケットプワァンチの右腕と左腕にヴォイドを展開し竜王の素早い突きを何とか往なしてやり過ごす!

 RACEメンバーは一旦引いて息を整え始めた、あのままではジリ貧だったからな……



 竜王の攻撃は半端ねぇ、さすがはラスボス・オブ・ラスボスの攻撃だ!


「休憩の間に何か突破口を考えてくれ、お前ら全員エリートなんだろ! ズルくても構わねぇ、それだけ頭の良いメンバーが揃ってんだ《《お前らなら出来る》》!」

 てか、できてくれぇい、、このままじゃ俺様が竜王に殺されちゃうよぉぉぉ(擬似的にだけど)……


「あんな悪魔の言う事なんて聞いてられませんわ!」

「そ、、そうよね、どんなに考えたって竜王様に通じる攻撃なんて、、、」

 セイナやニンファの言う通りだった、竜王と個々人の実力差など火を見るより明らかだ……


 だがしかし、このまま手をこまねいているのか? 

 私達に時間を与えてくれているアギトを見殺しにするのか?

 オーレリアは考える……


「、、光の勇者もたった独りで魔王や竜王に挑んだ訳では無い……」

 人族としては絶対の力を持つ光の勇者も強大な敵に単独で挑んだ訳では無い

 個の力では届かぬ敵にも、信頼し得る仲間と共に助け合い補い合ったからこそ倒せぬまでも善戦したのである……


「個々の力は遠く及ばぬとも、私達なら一矢くらいは報いることが出来るはずだ! 皆力を貸してくれないか!」

 オーレリアが皆に奮起を促す! 諦めかけていた眼に光と色が戻りだす!



「どうだ悪魔の小僧! 単純な力比べならどうにもなるまい!」

 クソがっ! 逃げ場を失い抑えつけられたら、貧弱な人族の身体では堪えきれない!

 

「王よ! 脇がガラ空きですぞ『ズドンッ!』」

 俺様を竜王が両手で抑えつけようとしていた

 その隙をつき竜王の脇腹にバルログの渾身の一撃が突き刺さる!


「アギトよ貴様独りでは荷が重かろう!」

「ほぉ、バルログ貴様も盾となるか!」

 バルログのヤツは俺様に並びタンク役を買ってでたのだ!

 バルログは言った、我も竜族の端くれ防御に徹すれば(竜)王の攻撃がいくら重いと言っても受けられないものでもないと……


 俺様とバルログの二人で竜王の意識を惹きつければ、カミラとオーレリアの二人は隙を見つけて強襲出来る!

 意識がかみ合い始めている! 俺様はそう思った



「よっしゃよっしゃ! アイツら何とかしよるんちゃうか!?」

「どうでしょうか? まだ二の足を踏んでいる者も居るようですし……」

 前衛に居る4人の連携は上手く噛み合い始めた、しかし後衛のフウガ・セイナ・ニンファ・メーレーレは二の足を踏んで未だに戦況を傍観している様子だった……



「そろそろ結果もでたであろう! 遊びは終わりにするか!」

 4人の連携が噛み合い始めたと思った矢先、竜王は一旦間を置いたかと思うと顔を上空に向け溜めを作る!


「不味いぞ(竜)王はブレスを使うつもりだ! みんな避けろ!!」

 バルログが叫び、それに呼応しカミラとオーレリアは上空へと避難する

 『竜王のブレス』厄災級と言われる竜王のブレスは闇の炎『黒炎』、触れた者の灰すら残すことはない

 バルログの放った地獄の業火など比にもならないブレスなのである!


「飛べねぇ俺様は何処に逃げろってんだ! てか竜王の狙いは、、、!?」

 竜王が《《ガッ》》と下方に向き直し大きく口を開くと、黒く大きな球体が現れる!

 

「残念だったな! 心弱き者共よ!」

 その矛先は二の足を踏んで固まっていたフウガ・セイナ・ニンファ・メーレーレにむけられた!

 4人に目掛けて竜王のブレスが襲いかかったのだ! 


 一体何を考えているんだ? 俺様は我武者羅に駈けながらそう思った……



 

 


  

 

 

  

 






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