均衡。
カルウォーガンとアーマスの戦闘の中
サナと02の戦闘の中でも、何かが起きていた
同時に進む戦闘の中で、4機は自分の気持ちを得初めていた。
攻撃を避け続けたって勝てやしない…!
使うしかない!!
サナ「裂傷刃!!!」
(使った!!コアを狙う!!)
02「貫殺弾!!」
ガギィン!!!
バガァン!!!
((ずらされた…!!!))
(僕のコアを狙ってくるのは分かっていたけど
数cm移動してなかったら殺られてた、流石遠距離狙撃型…!)
(コアを両断するための刃が右手に見えたが
少しズレてから左手で来やがった…流石近接進撃型…!)
遠距離独自の距離感覚、狙いの正確性じゃ勝てない
近距離独自の反応速度、判断力では絶対に勝てない
ならば…!
戦闘兵機には特進だけ共通して標準装備される
戦闘機能はいくつかある
その中の一つに
敵機との相性を無視し、単純な己の戦闘能力だけを頼りに
戦闘を行う機能がある。
端的に言えば、力比べだ。
「「特別型戦闘機能!!!!」」
使えば5分間、完全に平等な機体能力だけの肉弾戦になる
サナは知らぬうちに発動している身体強化、反応速度上昇などの
近接戦闘には欠かせない能力も解除され
02も空間認識能力、狙撃点集中化などの
遠距離に必要な能力も解除される。
ドン‥パシッ…ドガッ…ドン!…
2機の周辺は鈍い金属音が鳴り響く。
(02……体術が前より強く…!)
(私だって、成長してるんだ…01!!)
両機共、お互いに優勢も劣勢もなく
完全な均衡を保ちながら戦闘し、2分13秒が経過した時、その均衡は突然崩れた。
一撃…
一撃だけでも入れば…!
互いにその一撃を、この2分13秒狙い続けていた。
先に一撃当てて、皆のもとへ…!!
速く当ててマスターの元へ!!
気持ちが強い方が、勝機を掴む
それだけは互いに知っていた。
ガギィィン!!!
02(ガードを弾かれたっ!しまっ)
サナ(今だ!ここしかない!!)
サナ「ここだァァァァ!!!!」
02「01ォォォォォ!!!!」
バァァァァァァン!!!!
これまでになく手応えがあり、相応の打撃音が周囲に鳴り響く。
顔面に入った!!
これで僕の勝ちだ…!
衝撃波の影響で霞んでいた視界が、だんだんと回復していく
ググッ……
?
右手が動かない…
そこには、サナの右手を当たる寸前で抑えている02の姿があった。
止められた?!
まずい、今の一撃に力を入れすぎた……反動が…!
サナ。
お前は確実にできると思えば、それに全力を使う奴だ。
だからこそ、無詠唱も突然使う気になった。
それがお前の悪い所だ。
シュッ……パキィィィィィン………
でも私は、そんなお前が。
キラ「サナにバフが届かない…?……まさかっ」
立ち上っていた砂煙が晴れていき、γの目に入った情報を信用しようとしなかった。
2機が居た場所に、サナの首を片手で掴み持ち上げる、02の姿があった。
02「私の憧れだったよ、サナ。」
最強最弱の戦闘兵機
32話 ご覧いただきありがとうございます
最近投稿頻度が落ちていますが、支部となろうにも投稿を始めました
よければそちらも見てください
支部は文章が少し変わっています
また次回もご愛読、よろしくお願いいたします




