反故。
特定の条件下のみで発動できる
能力の無詠唱発動。
条件を満たしていないはずのサナが成功させる
だがその真相は
「元|特別型戦闘兵機:完全支援型《エスレサルレオパルド:エスキラーテイク》
機体名:004」
のγがサナに対し、条件を満たしていたからだった。
サナと02
そしてθとアーマスの正面戦闘が始まる。
『機体名:004からの無詠唱条件達成を確認。
条件完了中は無詠唱で能力発動が可能になります。』
004??
名前じゃ分からないけど、今僕に強化能力を与えている
独自の流れで分かる……きっとγだ
あとでγにお礼しなきゃな。
02「瞬速弾!!」
バシュゥ!!
シュッ―
(このっ!
これでも間に合わないのか…反応速度を超えるしか…!)
(無詠唱で移動系を使うのはもう慣れた。
問題は攻撃系だ、詠唱時のラグを含んだ動きで使えば隙でしかない)
(さぁ01、無詠唱で攻撃を使え…
その一瞬でコアを貫く…!)
(でも、攻めなきゃこいつには勝てない…!)
―「死ねぇぇ!!」―
フォン!
視界が開けていく…
どんどん反応速度が速くなっていくのを実感できる
γが回復してくれてるんだ。
―(速い…私の攻撃が当たらない…くそっ…)―
ズキッ
―「う”っ!!!」―
なんだ?
苦しみだした…?
演技かもしれない、警戒は解かない。
―(なんだ…この頭痛…!!痛い、痛い、痛い…)―
ドサッ…
降りた……いや、墜ちたのか…?
一体何が…
「ハッ…ハハッ…ハハハハッ!!」
カル「何笑ってるんだ、裏切り者。」
(しまった、まだ7分経っていないのに再起動しやがった)
「来たかっ!限界が!」
カル「限界?一体何の…」
「あいつは今、無理やり戦闘兵機になろうとしている!
それはレギュラー車にハイオクを入れてるようなもんだ!」
カル「限界ってまさか、爆発!」
「そんな状態でフルアクセルで動けば、速攻で壊れる!
さっさと死んじまえ!!アーマスゥゥゥ!!!」
―「あ”‥‥ア”ぁ”…イだ…い”…」―
カル「アーマス!シャットダウンしろ!!」
この裏切り者は最悪殺してもいい
だがアーマスは絶対に死なせてはいけない…!
サナに命令されたんだぞ!
サナの言う事は聞くって、昔約束したじゃないか!!
約束を破るなんて、しかもそれがアーマスの死なんて…!!
そんなの絶対…
―「痛い……い”ダ…」―
絶対……
―「……たす…け…て…」―
カル「嫌だぁぁぁぁ!!!!」
この時、私の頭の中には何もなかった。
つい数秒前まで、あんなにもサナの事を、アーマスの事を
みんなの事を考えていたのに、全て綺麗に消えていた。
「っ!シータ!ダメだ!」
私はマヒナの声も聞こえてなく
キラ「戻れ!!θ!」
γの声も届かず
―「あっ……た…かい…」―
『それなら…無理はしてほしくないかな…
僕の少ない、大事な友達だから』
サナと交わした、初めての約束さえも
カル「大丈夫、独りにはしないよ」
破ってしまった。
バシュゥゥゥゥゥゥ‥‥‥‥
最強最弱の戦闘兵機
31話 ご覧いただきありがとうございます
今回から文字数を減らそうと思います
その分話数は増えてしまいますが、気長に読んでいただけると
幸いです
また次回もご愛読、よろしくお願いいたします




