05 「俺、死んだけどどこに行くんだよ!」
やっと物語が動きます。
「ん…ここ、は…?」
何処だここ?え?俺は確か、トラックに轢かれて死んだ筈だよな?何故、俺は生きている?いや、ここは天国とかそういう系なのか?
「とりあえず周りを確認っと…誰も居ないな。天国にしては空は白、地面も白。一体、どうなってやがるんだ、こりゃぁ…」
考えていたって仕方がないか。天国ならば、天使が居る筈だよな。
「おーい、おーい!誰も居ないのかー!」
呼びかけても誰も居ない。待つしか無いのか…
「おや、どうやら目覚めたようですよ」
「おお、目覚めたか。早速行くとするか。」
…?誰の声だ?しかも二人…それに、あの声の様子からすると、こちらが目覚めるのを待っていたように思える。一体誰なんだ…
「どうもー、初めまして。神です」
「いや、その説明だけじゃ、足りない。もっと細かく説明するものだぞ」
「すみません。説明不足でした。では、自己紹介させて頂きます。【流水】の神、ベラノーヴァと申します。以後お見知り置きを」
「儂は【創造】の神、ゼノスじゃ。名前くらい、覚えておいてくれ」
「はあ…“神様“ですか…」
「如何にも。どうやら、信じてはいないようだがの」
「信じられませんよ。いきなり死んで、いきなりここに来て、呼んだのが“神様“なんて…」
「では、“これ“を使えば信じてもらえるかのお」
いきなり、“ゼノス様“だったかな。神様の手に、分厚い本が現れる。
「それは…?」
「これは、ゼノス様が生み出す【創世の書:異】てす。異世界の情報が書かれています。ゼノス様、シラギシ=ナガレの情報を探してください」
「シラギシ=ナガレ……………あった。死亡原因は“トラック“による事故死。“会社“に“就職“し、歴史の文献を調べていた…という感じかの。合っているであろう?」
なんだ、あの本が…全てが載っているような…いや、ちょっと待てよ………?
「あ、あの、その本、“異世界の情報が書かれている“んですよね?ということは、ここは地球ではないんですね?」
「うむ、察しが良い。ここは“異世界“じゃ。そして、シラギシ=ナガレには、この世界で転生してもらう」
転生………………やろう。どうせ、断れない。俺は一度、死んでいるんだ。
「転生、させてください。」
「わかった。では、こちらから始めに贈り物をしよう。異世界じゃし、何事も不便であろう。それと、地球の神から頼まれているので、名前も新しくつける。“シラギシ=ナガレ“という名前では、ここの世界ではおかしいからの」
確かに、白岸流という名前では、おかしいかもな。
「お願いします。それと、贈り物というのは何ですか…?」
「それは、ベラノーヴァからの“加護“、それと異世界の言語理解の“スキル“、あとはもろもろかの。それらを確認したいときは、異世界の方に行ったあと、《ステータスオープン》と言えば良い」
なるほど…理解できた。
「最後に、名前を授ける。初めはベラノーヴァの“加護“を与えるので、【流水】にちなんで、ミリト=ストリームと名付ける。異世界での生活、苦労するだろうが頑張るが良い。また会うだろう。その時にまで、強くなっておくのだ」
「わかりました。ゼノス様に自信を持って“強くなった“と言えるよう、頑張ります」
「そろそろよろしいでしょうか、ゼノス様、ミリト=ストリーム」
「はい」
「では参ります。異世界、“リナルア“へ」
実はこれ、ぶっつけ本番なんですね。結構考えたー!
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