第99話 発見!高天原!
「見つかったようだよ。そして、トオル君の予想通りだったよ」
「階層は?」
「10階層。ちょうど中間地点のようだね。つまり大蛇ダンジョンは20階層であることが判明もした」
「意外と浅い・・・とは言えませんか。が、【高天原】が見つかったのは朗報ですね」
金時さんとの手合わせから少し時が経過して、自分は佐々木さんと帝国ホテルのVIP室で話し合っていた。内容は話してる通り【高天原】が見つかった事。これはデカい。何故か?
「三種の神器を見せたら、今後の大蛇退治を手伝ってくれる事になった。こちらのお願いは全て引き受けて貰えたよ」
「となると?」
「ああ、今まで低階層にも現れていた大蛇の眷属はサッパリ消えた。それでも10階層以降は居るが少なくともこれで中間地点である【高天原】までは大蛇は眷属利用して見張る事は出来ないし、少なくとも10階層までは事故が起きる事も無いだろう」
そう、少なくとも大蛇が10階層より上に【顕現する、あるいは地上に逃げる事】を防げるのだ。これはマジでデカい。更に、中間地点にセーフティゾーンがあるというのは心に余裕を持つ事が出来るだろう。心と精神の余裕はマジで大事。もう一つ大きな所があるのだが、それはまた別の機会に。
「後は件のモノが届き次第・・・20階層に居る八岐大蛇攻略が開始されるだろう」
「いよいよと言うか、伝承の防御マジで厄介ですね」
「それなあ。尻尾斬りの際にヒヒイロカネの剣は砕けちゃうんだよねえ」
ああ、うん。大国主の伝承通りならヒヒイロカネ以上の硬度だしね、芸術品レベルの剣なんだけどしゃあなし。しかも、尻尾斬る前に寝ている大蛇の首を斬っていかなきゃならないから、尻尾斬る時点で金属疲労を起こしてる可能性もあるんだよなあ。まあ、伝承通りなら保つだろうけど。うぅむ?やはりなあ・・・
「勿体ないですよねえ」
「だねえ」
マジであの剣使い捨てなのが惜しい程、良く出来てるんだよねえ。うちの師匠ズも「使い捨てるのかあ。そっかあ・・・なんとかならない?」とダブルで言われる程である。更に売ってくれた人間国宝の鍛冶師さんからも「え?マジで使い捨てない方向性で出来ない?」と言われてるんだけどもねえ・・・阿吽に認められた剣以外では切れないだろうしね、尻尾。
「代わりに草薙剣が手に入るから・・・で心に防御しましょう」
「うむ」
ホントにこういう伝承防御持ってる奴は!・・・ねえ?
高天原は見つかりましたが、まだまだ続くよ、八岐大蛇対策と言うお話




